自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2007年6月10日12:05 PM
    安売りは命取り!?

    スクールのコース料金・講座料金。 

    競合校が多数存在する現在のスクール業界では、講座価格の差が集客につながると考えられがちです。 

    事実、色々なお付き合い先から

     

    「やっぱり講座の値段を下げた方がいいですか?」と聞かれます。 

    もちろん市場相場からして法外な料金設定をしている。 

    サービス内容と価格が乖離してしまっている場合は大いに問題です。 

    しかし、ほとんどの場合、私は「安売り厳禁!」を徹底しています。 

    つまり、 

    「値段を安くすることを考えるのではなく、

    値段が他より高くてもウチを買ってもらえるような

    『付加価値』を考えなさい」 

    ということです。 

    こちらの方がはるかに生産的&企業が活性化します。 

    安売りの問題点。 

    ①サービス業においては「値段相応」と思われる(サービスが軽く見られる)

     

    ②「値段が安いからお客様が来る」という状況は工夫が生まれにくい 

    ③他社に値段で抜かれたら安売り合戦しかなくなってしまう

     

     

    もちろんこのほかにも経営的な側面からも問題点はたくさんあります。 

    値段が安いからお客様が来る。 

    これはイコール「他のほうが安ければ他社にお客様を取られてしまう」ということです。 

    さらにこの状況は、会社として工夫や努力が生まれにくい土壌を作る可能性があります。 

    お客様についても「値段目当て」という、あまりスクール業ではありがたくないお客様が集まります。 

    一方、 

    「他よりもウチは値段が高い。となるとどうしたらお客様がくるのだろう?」 

    この状況に置かれた会社さんは創意工夫が生まれやすくなります。 

    スタッフも自社に誇りを持ち、レベルの高いサービスが生まれやすくなるのです。 

    吉野家は「安い」だけに安住せずに、 

    「美味い」「速い」を追求しているからあれだけ支持されているのです。 

    サービス業という形のない商品を販売している以上、 

    「安売りは諸刃の剣」 

    ということを強く意識しておかなければなりません。 

    サービス業の基本は価格競争でなく 

    「本質的なサービスの品質(技術)」 

    「付加的サービス(オマケ)」 

    「時間(スピード)」 

    などのお客様のニーズに、より高いレベルで応えていくことが重要なのです。