2007年10月24日10:14 PM
CATEGORY: 学習塾・スクール業界の時流
私の専門は(カルチャー)スクール業界や資格学校。
同じ教育業界でも学習塾業界は近いようで遠い存在なのですが、
どうやら学習塾業界もとっても厳しい時代を迎えているそうです。
元々学習塾業界は、「受験戦争」→「少子化」→「ゆとり教育」
といった具合に時代と共に様々な「追い風」をうけて成長してきた業界です。
うらやましいことにカルチャースクール業界と違って、
毎年毎年新しい年度のお客様が供給される&成績が上がれば万事OKといった、
市場が安定し非常にわかりやすいビジネスモデルだったため、ドンドン大企業が生まれていきました。
結果、上場企業が結構多い。
しかし、悲しいかな。
競合が増えすぎてしまい市場全体がパイの奪い合い。
さらに歯止めがきかない少子化によってパイもとうとう飽和状態。
そんな戦国時代の中で、
圧倒的大資本を持つ企業による全国ローラー作戦が展開されるようになったそうです。
積極的な新規出店
ダンピング
などなど、資本が少ない中小塾にとっては太刀打ちできないような戦略で、
業界寡占化に向けて突き進んでいるらしいです。
他所様の業界のこととはいえ、大変だなぁ…と思う今日この頃。
スクール業界は急拡大に向かないモデルなので、大企業が存在しにくい。
そう考えると上記のような大手企業による寡占化がされにくいのはいいことかもしれませんね。
ちなみに今後、既存事業が厳しくなった学習塾業界からの、
スクール業界への新規参入なんかも増えてくる見込みです。
…とはいっても、大雑把なビジネスモデルに慣れ親しんだ業界が、
どんなにがんばったとしてもNOVAレベルの図体だけが大きいスクールしか作れないでしょうから、
たとえ競合になったとしても勝てるだろうと思いますけど…。
がんばりましょう~
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