自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2020年2月15日11:49 AM
    大学入試改革~英語の民間試験活用延期から考えるコト~
    CATEGORY: NEWS雑感

     

    昨年11月に大学入学共通テストの「英語の民間試験活用」の延期が決定しました。
    (名目上は「延期」ですが、延期までの期間の長さを考えると、実態としては「白紙」だといえます。)

     

    この英語民間試験活用は、ニュースなどでも報道されましたので、興味を持たれた方も多いかと思います。

    ニュースだけを見ていると、

    「民間試験活用がなくなるなら、資格取得は必要ない」と思われる消費者もいらっしゃるかもしれません。

     

    今回、確かにセンター試験に代わる「大学入学共通テスト」において、英語の民間試験活用は延期になりました。

    しかし、勘違いしてはいけないのは、英語教育改革の目的は

    「4技能の総合的なレベルアップを目指す」ことであり、大学入学共通テストの改革はあくまでその一部だということです。

     

    実際に英語教育改革は、「小学校からの英語成績評価の開始」「英語の授業の形態の変更」

    「大学の二次試験の英語評価の推進」など、幅広い分野で行われます。

     

    更に言えば大学入学共通テストにおいて、

    英語のリスニングの配点は100点で50%になっています(現状の20%から倍増以上)。

     

    つまり、今後本当に必要なのは「資格」ではなく、「確かな英語力(4技能)」を習得することなのです。 

    資格自体はあくまで、英語力を見える化するための手段でしかありません。

    大学入学共通テストで4技能を評価しなくとも、各大学が独自で4技能を評価することになるだけです。

     

    これから入試で成功し、社会人として活躍するために、「思考力」「読解力」「4技能の英語力」などが必要なことには、

    全く変わりがありませんので、皆さんのお子様の教育については、細かな試験体系の変化に右往左往するのではなく、

    より本質を重視していただければと思います。

     

    また英会話教室を経営する側としても、上記の価値観をしっかり発信していく必要があります。