自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2008年7月19日11:24 PM
    ペルソナマーケティング

    最近「ペルソナマーケティング」という単語が流行っています。

     

    今まで暗黙知として扱っていたこのような内容が、

    こうしてカッコいい名前がついてくるととても便利でうれしいです(゚∀゚)

     

    ここでいうペルソナってのは「仮面」とか「人格」って意味で、心理学のユングのペルソナとは意味が違います。

     

    要するにペルソナマーケティングというのは、

    ターゲット客層を複数の仮想の人格(ペルソナ)に設定し、

    具体的にその仮想人格の行動パターンや嗜好性などを想像することで、

    マーケティングの精度を上げていくっていう考えです。

     

    このマーケティング手法、現在では非常に重要です。

     

    というのも、現代の主流となっているワンフレーズマーケティングのキャッチコピーにおいては、

    「消費者の共感」がとても大切な要素になっています。

    そのため、共感を得るためには、仮想ターゲットの人格がかなりリアルになっていないといけないからですね。

    また仮想ターゲットを明確にすることで、自ずとローコストな販促媒体も明らかになるのです。

     

    ちなみに私の場合、日常の仕事の中では、このペルソナマーケティングを頭の中でやっています。

    仮想ターゲットをだいたい1~3パターンつくって、販促手法の修正をする感じです。

    そのために、現状のお客様の動きや会話内容などをスタッフさんから聞いたりします。

     

    また、本格的な新規事業の開始だとか新立地での新店オープン、

    新規集客体制の大幅なリニューアルなどの場合は、

    事業を売上目標にまで持っていくために客数が多く必要なので、

    仮想ターゲットを20~30パターン想定し、そこから販促媒体を決定したりします。

    「この媒体はAパターンには効くけど、Bパターンには効かない」とかそんな会話が出てくるわけです。

    すっごいめんどくさい作業でプロジェクトでしかできないのですが、

    かけた分の費用と時間と労力は、その後の販促媒体の無駄がなくなることで回収できるのです。

     

    あんまり、こういったマーケティングについての詳細の話をする機会がないですが、

    実はこんな考えに基づいて仕事をしています。

     

    ちなみに、このペルソナマーケティング。GABAなんてものすごく上手ですよ。

     

    私の予想ですが、GABAは10~20%くらいの客層を、

     

    「20代後半~30代のOL。パラサイトシングルもしくは高所得のキャリアOL。

    好きなテイストとしては、ドトールではなくタリーズやエクセシオール(笑)、ギリギリスタバか。

    英会話教室通学経験あり(上達はあんまりできなかった:理由=グループレッスンで周りにダサい連中が多くて嫌気がさした、忙しかった、雰囲気がダサかった)。

    山手線沿線で勤務。住所は東急沿線と地下鉄各線(東武線や京成線は除外(笑))」

     

    に設定していたと思われます。

     

    また、アビバなんかは広告は上手ですけど、このペルソナの設定がいいかげんなので、

    どうも内容がピンボケする傾向あり(笑)

     

    どうでしょう?多少はマーケティングの楽しさがわかっていただけたでしょうか?