自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2008年7月18日11:08 PM
    ひとつの販促手法の無意味さ
    CATEGORY: 日々雑感

    いろいろとバタバタしましたが、セミナーが終了しました。

     

    今回はプロモーションセミナーってことで、

    スクール経営の現在の販促の原則といくつかの各媒体での現場事例ををお伝えしました。

     

    それにしてもこういったセミナーをしていてしみじみ思うことが、

     

    戦闘レベルの販促ノウハウなどを伝えれば伝えるほど、

    本来セミナーでお伝えしたかったことから離れていってしまうな…ということ。

     

    私達のセミナーではセミナーの参加者の方々に対して、お土産的に広告掲載の事例だとか、

    ドメインマーケティングだとか、モバイルサイトの活用礼などをお伝えします。

    これはこれでセミナー満足度を高めるためには必要なこと。

     

    しかし…、こういった戦闘レベルでの色々な事例があればあるほど、

    参加者の方の意識がひとつひとつの販促ノウハウに向いてしまいやすいのも事実。

     

    今回のプロモーションセミナーで一番お伝えしたかったのは、

     

    「マーケティングリサーチが必要不可欠なほどにスクール業界の競合環境は激しくなっている」

     

    「単一の販促媒体の意味はほとんどなくなっている(媒体ごとの相乗効果があってナンボ)」

     

    ってことなんです。

     

    …でも、セミナー構成上、単一の媒体の打ち出し方例を出す必要があり、

    どうしてもそちらに重点を置かれてしまうケースもあるようで…。

     

    なかなかに本当にお伝えしたいことをお伝えするのは難しいと思う今日この頃です。

     

    繰り返しになりますが、

    現在のスクール業界において、単一の販促手法はそれそのものでは全く意味を持ちません。

    一時的な効果が得られるだけでしょう(一時的な効果が得られないことも多い)。

     

    ひとつの販促手法の当たった外れたにこだわるのは現場のスタッフさんとしては必要なことですが、

    経営幹部の立場としては、ひとつひとつの販促媒体という戦闘レベルに意識を持つのではなく、

    もっと全体戦略を見なければならなくなっています。

     

    また、スクール業界において、消費者に動向をより詳細にリサーチする必要性が高まっています。

     

    新興勢力が老舗大企業にとってかわるような時代になっているのですから。