自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2008年3月4日11:10 PM
    スクールの理想の評価制度

    なんというか本日は反省&感動でした(笑)

     

    テーマはとある企業さんのスタッフの評価制度なんですが。

     

    そこで提案された案というのが、まさにスクール経営の理想形。

    スクール経営をあるべき姿に導くための評価制度は「コレしかない!」ってものでして。

    スクール経営に深く関わっている人間なら初めてわかる発想の転換なんですが。

     

    正直なところ、短期的なコスト増をかぶっても、

    長期的なスクールの健全化、スタッフの適正評価、お客様の満足度アップがかなえられる、

    この仕組みにチャレンジしたいと思った経営者さん、天才だと思いました。

     

    スクール経営、かくあるべしって感じですな。

     

    ざくっと概要を説明すると、

    「継続率が高い講師に対して待遇を改善して、原価率がアップしたとしても、

    集客その他のコストが結果的に抑えられるのでOK」

    みたいな内容なんですが。

    (こう書くと単純に見えますが、実際に経営指標を見ているとなかなか踏み切れない決断なんです!)

     

    そんなわけで、コレは自分の今までの取り組みを痛切に反省させられる機会でした。

     

    というのも、私はセミナーでひたすら「生涯客単価」がスクール経営の生命線だと言っています。

     

    しかし、現実的にはそれを実現するための提案は、商品開発や内部販促がメイン。

     

    本来最も必要とされる「評価制度」に生涯客単価=継続率の発想を導入することを忘れていたわけですから…。

    まさに片手落ち…、まさに口だけこんさる…(泣)

     

    これではスムーズに取り組みをすすめられず、過剰にスタッフの意識に頼っているだけにすぎません。

    (一部企業では継続売上を評価にからませてますが、まだまだですね)

     

    振り返ってみると、

    「しょせんは適正な評価はできない」とか「継続をそのまま評価に反映させることは無理」とか、

    勝手に自分で常識をつくって、可能性をつぶしていたように思います。

     

    あれほど、業界の常識を否定し、それを乗り越える方向を考えてきたのに、

    いつのまに流れに飲まれてしまっていたのでしょうね…。

     

    まさに、「未だ木鶏足りえず」です。

     

    まだまだ精進が足りないです。

     

    なおNOVAの評価制度とは真っ向から対立するであろう、この生涯客単価をベースとした評価制度。

     

    今後のスクール経営の健全化においては、必要不可欠な気がします。