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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2007年11月23日11:58 PM
    スクールのコミュニティの大切さ

    ちょっと前の記事になるのですが、お付き合い先のスクールのイベントでのこと。

     

    校舎別の合唱コンクールみたいなのが開催されており、

    優勝したのはとあるS校だったわけですが、

    そこのS校の合唱の演出レベルは本当に一歩抜きん出ていました。

     

    また、そこのS校の会員さんのイベントへの参加率(来場率)も群を抜いて高かった(*^▽^*)

     

    このことから考えると、おそらく合唱コンクールで優勝した原動力は、

    決して技術力でもレベルの高い人材が集まっていたからでもないでしょう。

    (そもそもこの校舎は会員数が一番多い校舎というわけではない)

     

    S校全体のチームワーク、コミュニティの結束の強さ。

    普段からのスクール組織としての安定感。

    これが大きな要因だったように思います。

     

    そして、そのような会員様のコミュニティを生むことができるような、

    スタッフのサポートがあり、また講師陣の結束があったからこその結果だったと思います。

     

    きっとスタッフは業務時間外にもいろいろなミーティングをしていたでしょうし、

    結束を深めるまでにはいろいろなトラブルなどもあったと思います。

    でも、それを乗り越えてきたからこそ、スクールに通う講師&会員様が一丸となれるような、

    熱いコミュニティを生むことができたのではないかと。

     

    こういったイベントを通して、日常のスタッフさんや講師の皆さんの、

    数字に表れない陰の努力がわかっていいことですね~。

     

    経営側としては、こういったコミュニティを生み出すために、いろいろな環境のサポートをすることが大切です。

    本人の努力のみに依存していてはなかなかここまでのコミュニティは生まれませんです。

     

    陰の努力を正当に評価してあげたり、

     

    コミュニティをつくりやすいようなスペースを教室で用意したり、

     

    時間外のミーティングを促すような時間配分を考えたり、

     

    結果が数値をして表れたらさらに積極的に援助してあげたり…。

     

    数字しか評価しない。

    目に見えるものしか評価しない。

    効率性しか考えない経営では、スクールは上手く回りません。

     

    一見数値に影響ないように思える「スクールとしての結束力」は、

    後々、口コミ等の形でスクール経営に大きな好影響を生んでくれることを忘れてはいけないのです。