自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2007年6月22日10:01 PM
    「好き」と「無関心」
    CATEGORY: ビジネス全般

    よく社員研修の場などで話すのですが、

    ビジネス=上司と部下の人間関係の世界では、

     

    「好き」の反対は「嫌い」

     

    ではなく、

     

    「好き」の反対は「無関心」

     

    だと言えます(公務員や部下を成長する責任感のない上司の場合は例外でしょうが)。

     

    意識の高い管理職は、自分の部署の業績を残すための手段として、また自分の最重要の役割として、

    「部下育成」に力を入れることになります。

    しかし、多忙な上司は時間が限られているため、全ての部下に対して成長を促すことなんてできません。

    そこで自分の限られた時間で部下の成長を促進するさいに、大きな差別が生まれることになります。

     

    管理職という多忙な生活、限られた時間の中では、

     

    「伸びそうな人間」「伸びようとする意識のある人間」

     

    に対して積極的に関与することしか余裕がないのが現実。

    よって、管理職は見込みのある人間に対してだけ、積極的に関与をすることになります。

    (ここで言う関与とは主に、叱咤・激励・大量の業務を渡すなど成長するためのアクションですね)

     

    …つまり、管理職にとっては、伸びそうにない人間、伸びる意識のない人間にかける時間なんてないってわけです。

    その結果、ダメな部下に対しては、有益・無益・有害の三段階でいうと、

    有害になりさえしなければいいという発想で配置を行い、

    自分の意識から外すわけです。 「アウトオブ眼中」ということですね。

     

    これが「好き」の反対は「無関心」という現象です。

     

    嫌いな部下=伸びそうにない部下に対して、注意したり、いじめをしたりする時間がそもそも惜しい(笑)

    そんな不毛な時間を使うぐらいなら、可能性のある部下に対して時間を使った方がはるかに効率的。

     

    結果、管理職はダメな部下に対して、無関心になるということですね。

     

    というわけで、ビジネスパーソンとして最も恐れるべきは、

     

    「上司が自分に厳しいことを言う」

     

    「大量の業務を渡される」

     

    などではないってことがわかると思います。

    上記のような現象は、上司があなたに対して無関心ではないってことで、

    逆に言えば、「好き」=「期待している」ということの現れです。

    (その場ではなかなかそうとは思えませんがね(笑))

     

    ビジネスパーソンが最も恐れるべきは、

     

    「上司が自分に対して何の興味も持っていない」

     

    という状況です。

     

    その環境は自分にとって確かに一時的に楽かもしれませんが、

    長期的には上司は自分を育てる気がないってことであり、

    未来の出世の可能性がなくなっているってことなのですから…。

     

    ぜひ、若手ビジネスパーソンの皆さんは、

     

    「上司に興味を持ってもらえる」=「ガンガン怒られる(笑)」

     

    ようになってくださいね。