2014年10月30日8:44 AM
CATEGORY: 日々雑感
先日、讀賣新聞のコラムでEラーニングについてコメントを求められました。
記事の内容からは私のコメントは数行程度なので、コチラのブログで真意をお伝えしたいと思います。
まず、学習塾業界などで広がっている、「Eラーニング」「映像授業」の波ですが、
こちらについては受講する生徒のモチベーションや自立して学習できるか否かが非常に重要です。
つまり、大学受験までのモチベーションが維持されやすい高校生、
また、小中生においては学習習慣が確立されており勉強を自分でできる、成績上位生。
これらの層にとっては映像授業は非常に有効です。市場の一部が取って代わられる可能性は高いです。
現実に大学受験予備校は業界全体が映像化の流れに向かっています。
つまり「授業内容を見せる」だけの機能であれば、映像授業の方が良質なのです。
しかし、学習意欲が希薄、勉強を自立してできない、自分の苦手なこともわからない、
こういった生徒に対しては、映像授業は限界があります。
どれだけ良い授業であっても、見なければ意味がない、継続しなければ意味がありません。
つまり、今後学習塾業界に求められるものは、授業だけではなく「生徒のモチベーション喚起」であり、
「その生徒の個性に合わせたカウンセリングとベストなカリキュラム提案」になってくるわけです。
(更に言えば、保護者のカウンセリングと教育も)
まさに塾産業はコーチ業になっていく必要があります。
授業だけであれば映像授業で事足りる。
この流れが明らかになっているのです。
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