自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2014年11月7日12:48 AM
    夜型仕事は自分を被害者に、朝型仕事は自分を頑張り屋にしてくれる
    CATEGORY: 日々雑感

     

     

    本日は西日本である企業様の社員研修。

     

    未来の管理職・幹部候補となるであろう、若手メンバーを対象にしていましたが、その中のメンバーが「夜遅くまで毎日頑張っている」と言っていたので、その頑張りは最大限認めつつも、今後は「朝型生活」をおススメしました。

    (ただ、かくいう私も入社2年目のときは、完全に夜型生活で会社から出たあと、朝●時くらいまで喫茶店で作業していたりしましたが・・・)

     

    「夜遅くまで仕事する」と「朝早く起きて仕事する」には、周囲の見方、自分の意識の持ち方、生産性など様々な点で大きな違いが生まれます。

     

    個人的にはその中で一番影響が大きいのは、「周囲の見方」だと思います。

     

    夜遅くまで仕事をする、例えば

    「夜家に帰ってからも●時まで起きて仕事をしている」とか

    「営業時間終了後、毎日●時まで仕事をしている」とかしていると、周囲の人間はたいていの場合

     

     

    「わー大変だね」「頑張ってるね・・・」「そんなに仕事して大丈夫?」など、

    同情や哀れみなどをベースとし、さらには会社がブラックなんじゃない?的なエッセンスが入って声をかけられるようになります。

    この声かけを受け続けると、自然と人は自分が「被害者」のように思ってしまい、「大変なこと、辛いことを自分はやっているんだ」という感覚になっていきます。

    そのため、元気なときは仕事できても、モチベーションが低下してくると、一気に気持ちが落ちていきやすいのです。

    また、一時的に上司や先輩が励ましたとしても、接触頻度の高い家族や知人は上記のような心配や哀れみ、同情、非難の声かけなので、どうしてもそちらに引っ張られてしまうのです。

     

     

    一方、朝型の場合「朝5時に起きて仕事している!」とか「朝みんなより3時間早くきて仕事している!」とか言っていると、

    周囲の人間は

    「すごいですね!」「とても自分には真似できない!」「頑張っていますね!」といった、

     

    賞賛や賛美、憧れ、(一部変わり者)、といったエッセンの声をかけられるようになります。

    この声かけを受け続けると、常に自分が「頑張ってるんだ!」「俺ってすごいんだ!」というプラスの方向に意識は傾き、被害者どころか、自分自身が「頑張り屋さん」「仕事できる奴」という感覚になり、自分を鼓舞することができます。

     

    この場合、モチベーションも高く維持されやすいし、自分の仕事量に誇りを持つことができるわけです。

    家族や知人においても朝早く仕事をしているからといって、それを避難したり、同情する人間は稀ですしね。

     

     

    同じ仕事時間をこなしていたとしても、夜型か朝型かによって、周囲の見方、声かけが大きく変わり、

    その結果、自分の潜在的な意識も大きく変わってしまいます。

     

    だからこそ、意志が弱い人間は朝型を選ぶべきなのです。

     

     

    ある、幼稚園の園長先生がおっしゃっていましたが、保育園に子供を預けていて、遅くに子供を保護者が引き取りに来るとき、

    子供に対して「ゴメンネ」と声をかけるのではなく、「偉かったね、ありがとう!」と賞賛と感謝の声をかけた方がいいとのことでした。

     

    子供は自分の親が謝罪の言葉をかけることで、自分が「かわいそう」と思うようになってしまいます。

    逆に感謝の言葉をかけることで、自分が「保護者の役に立っている」「みんなに褒められた!」と考えるようになるそうです。

     

    上記の朝型と夜型でのかけられる声かけの差は、このことに近いかもしれませんね。