2008年10月11日11:10 PM
CATEGORY: NEWS雑感
先日、なぜ金融恐慌が日本の消費に悪影響を及ぼすのか?で金融機関の貸し渋りが倒産につながるって書きましたが、それはそれでちょっとわかりにくいので別の側面からご説明してみましょう。
このブログをご覧の皆様の会社は生産財やそれにかかわる設備販売をしているケースはほとんどありません。ですから「設備投資」についての影響はわかりにくいかもしれませんね。
しかし、世の中には「工場向けのおっきな機械」とかを売っている会社も多いわけです。工場をつくったりする建設業も似たようなです。
そういった企業にとっては「企業の設備投資」が自社の売上に直結するわけです。
銀行がお金を貸してくれなくなると、当然設備投資はしにくくなります。資金がないですからね。
ってことは設備投資ができない=特定企業の売上は減少=最終的には倒産 みたいなことも起こるわけです。
ちなみに日本の景気対策の公共投資は、日本が「道路作るよ」「橋作るよ」ってジャブジャブ国が借金して、建設業の方々に仕事をつくってあげるということなのです。ですから、日本の景気対策はまず建設業にお金が流れる形だったわけですな。公定歩合を下げるってのもバブルのときはやりましたけど、今はもう効果は微妙です。
最近はニュースで元外資系金融マンがリストラ食らって職探ししているなんて報道がありますが、これはあくまで序章です。本格的に一般の人にまで影響が出てきて、国の失業率に直結してくるのは、これからです。
あの人たちは自業自得ですからね(笑)
Tweet |
■NEWS雑感カテゴリの最新記事