自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2013年11月10日8:12 AM
    過剰表示は最後は消費者も企業を苦しめることになる
    CATEGORY: 日々雑感

    食品不正表示・偽装表示問題は飲食業界に留まらず、多くの分野企業に飛び火しています。

     

    料理の不正・偽装表示は対岸の火事ではない

     

    での記事でふれましたように、決してこれらの流れはスクール・教育業界の我々にとっても対岸の火事ではないわけですが、最近、下記のような新たな問題、特にサービス業寄りのものが出てきてしまいました。

     

     

    クール便、配達時も常温 繁忙期に多発か 

    ↑こちらのニュース

     

    この問題、企業側の広告戦略・PR合戦の過熱と現場オペレーションのバランスが崩れているケースだと思いますが、ハッキリ言って

     

    「企業側が万全の体制でやりきれないサービスを打ち出すべきではない」

    というシンプルな結論にたどりつきます。 

     

    本来なら誰でもわかることですが、現状の社内で処理しきれないようなものを、サービス名称として打ち出すべきではないと思います。

    サービス合戦は消費者としては歓迎ですし、今後もドンドン進化してほしいものですが、明らかに過熱しすぎだったといえます。

     

     

    食品の不正表示にしても、この問題にしても、結局のところ、

     

    コスト面・オペレーション面で徹底できない商品・サービスを打ち出した

     

    ことに問題があるわけです。

     

     

     

    情報過多時代になって、競合企業も増える中で、どうしても企業側としては広告表現に目が行き過ぎたわけですが、今一度「商売人としての倫理」に基づいて、適切な表示をしていくべき。

    実態にそぐわない過剰な表現は、やはり消費者を裏切っているし、どこかでその問題は噴出してしまい長期的にはマイナスが大きい。

     

    そんな最近失われてしまっていた商売人の倫理を取り戻すべきというメッセージが一連の事件の中には含まれているように思います。

     

     

    今一度襟を正すべきなのかもしれませんね。