自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2009年3月11日10:16 AM
    時代に取り残されるスクール
    CATEGORY: 日々雑感

     

    私が過去数年、様々な分野や企業の移り変わりを見てきた中で、

    スクールビジネスにおいて最も怖い外部環境の変化は「講座自体のライフサイクルの変化」です。

     

     

     

    1業態、1ターゲットに対してスクール事業をしている場合には、なかなかイメージしにくいライフサイクルの移行による「市場規模の縮小」ですが、これは景気の悪化などとは比べ物にならないほどのダメージがあります。

     

     

     

    成長期の頃であれば月に30件の反響があって当たり前。

     

    しかし、ライフサイクルが成熟期に入ってしまえば、

     

    月に20件の反響があれば上出来な方…。

     

     

     

     

    それくらい「新規の反響数」自体に急激な変化があるわけです。

    そのため大量の新規の反響数に依存したビジネスモデルの場合は、一気に経営自体がふっとんでしまう…、これがライフサイクルの怖さなのです。

     

     

    こればっかりはどんな最高のノウハウや、時流適応の広告展開をしても克服できない部分なのです。

    携帯電話業界でいうならば「今、必死になってPHSを売る」

    自動車業界でいうならば「今、必死になって大排気量のスポーツカーを売る」くらい、

    消費者のニーズがなくなっていることを実感してしまうほどに新規集客が悪化します。

     

     

     

     

     

    「ライフサイクルが成熟期に入っても一番店は生き残れる」。

     

    これも真実ではありますが、一番店はその経営力によって、ライフサイクルが転換点を過ぎたあたりから、急速に体質を変化(主に縮小均衡)させているからこそ、生き残れるというのが実態です。旧態依然のまま、よかった時代を懐かしんでいては自滅です。

     

     

     

    このライフサイクルの変化は、単に講座分野・業界環境の内部要因ではなく、今回の経済悪化などのマクロな外部環境の変化によって、ひきおこされるケースもあります。そのため、今回の経済悪化が、自社分野のライフサイクルにどんな影響を与えてしまうのか?これも少し意識していただけたらと思います。

     

     

     

     

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