2013年1月9日11:00 PM
CATEGORY: NEWS雑感
表題の孫への教育資金を非課税にするという政策。
なかなか良い政策のように思います。
以前のエントリーで書いたように、
「世代間格差の本質について」
http://ameblo.jp/s-inuduka/entry-11441344446.html
現在の日本の貯蓄の大部分を高齢者世代が保有しているという状況を考え、
さらには少子化という最悪の病を抱えている日本においては、この政策は「あり」といえます。
現金なものでこの報道が出たあと、各学習塾関連や資格学校関連の株はストップ高でした。
ハッキリ言って、資格学校や学習塾は最大の「少子化」という難問がありますので、この政策も微々たる追い風にしかならないのですが、まあ株の売り買いをしない私にとっては関係ない話です。
それにしても求職者支援制度のような「まやかし」的なものではなく、こうした本質的なサポートを教育業界にしてもらえると非常にうれしいものです。
ちなみに上限が1500万となると、かなりの金額ですので、
孫がいる高齢者世帯にとっては、事実上贈与税・相続税抜け道がハッキリできたことになります。
本来税収が落ちる選択肢を「教育」「子供世代への資金移動」という目的のために選択した決断は、なかなか評価できます。
ただ、この政策、「世代を超えて格差が維持され」
「今後ますます教育格差は広がる」ことになるのですが、
全ての格差をなくすことは不可能なので、今はこれでも仕方ないかなと思います。
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