自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2011年12月17日8:28 AM
    学習塾における「弱者の戦略」①
    CATEGORY: 日々雑感

     

     

     

    淘汰の時代に入りつつある学習塾業界において、

    市場の主導権を握るのは言うまでもなく「生徒数」「進学実績」で一番となっている地域一番の進学塾になります。

     

     

    この地域一番校は「進学塾」の場合がほとんどですから、その他の中小塾においては「補習塾」として差別化をすれば、一定の生徒数を確保することが可能です。

     

    しかし、今後の可処分所得の低下を考えると、補習塾の先行きは明るくありませんし、いざ一番塾が成績中間層以下をターゲットとした講座や商品戦略を打ち出してくると影響をモロに受ける危険性があります。

     

     

     

    そのため、安易に差別化戦略のみを駆使して、補習塾として生徒数を増やすのは、目の前の業績は維持できたとしても、長期的には危険な戦略だといえます。

     

     

     

    一定の規模、進学実績を確保できている、地域2~3番手の実力塾グループにおいては、力相応一番化をまずは目指し、そこから一点突破全面展開を仕掛けて、最終的には一番塾の座に取って変わるための戦略を組むことが大切です。

     

    もちろん、この計画は1年や2年で順位付けが入れ替わるものでもありません。

     

     

    中学生が1期まるまる入れ替わる3~5年がかりでチャレンジするべき計画となります。