自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2008年12月25日1:08 AM
    売上が低迷した時にまず考えるべきこととは
    CATEGORY: 日々雑感

    <2004年SBレポートより抜粋>

     

    昨日、スクールの売上不振の理由についてご説明しました。

    しかし、実際にスクールの生徒数が減少してくると、経営者の方としては

    「来年は大丈夫か?」「次ももっと減ったらどうしよう?」

    という不安が出てくるのは、ある意味当然と言えるでしょう。

     

    先のことに対して、ある程度不安になるのは「あるべき姿」ですが、過剰な不安と目先の改善のための安易な改革・改善は注意が必要です。

     

    むしろスクールの不振が続くのは、「一時の低迷におどらされて、安易な現場改革を行い、根本的な自社の『強み』を失ってしまう」ために引き起こされることが最も多い原因なのです。

     

     

    現場の安易な改革による弊害の一例を挙げてみます。

     

    ①スタッフの入れ替わりや広告の当たり外れなど、一時的な生徒数減少 

      ↓ 

    ②経営者の過剰な不安感による現場改革の実行(押し売りの実行など) 

      ↓ 

    ③その改革内容がさらに消費者のニーズとかけ離れている 

     もしくは、本質的な生徒数減少の原因とズレている 

      ↓ 

    ④スクールの生徒数がさらに減少 

      ↓ 

    ⑤スクールの活性化のために「値下げ」の実行(本来金額が高いブランドスクールのはずなのに…) 

      ↓ 

    ⑥再起不能

    このような流れです。

     

    スクール経営をする上で、①は確実に発生します。 

    また第三者の目がなければ、②③④も発生することはやむをえないと言えます(自社のことはなかなか本質が見えにくい)。

     

    しかし、絶対にふみこんでいけない領域が、⑤です。

    自社のスクールが元来売り出してきた「強み(講座品質・ブランド・接客力など)」を消してしまうような対策は、「飢えをしのぐために自分の肉を食べている」のと同じです。

     

    このようなことになるのを防ぐためにも、自社のスクールがどんなに迷っても、「常に戻れる場所」(=守るべき強み)を用意しておくのは非常に重要なことです。

     

    この自社の「強み」は、自分自身ではなかなかわかりにくいかもしれませんが、目の前の生徒さんはハッキリと持っていることがほとんどです。ぜひ生徒さんにも聞いて、「自社の強み」を再認識してみてください。