自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2009年6月21日9:17 PM
    中小学習塾の経営課題
    CATEGORY: 日々雑感

    競争激しい塾業界ですが、大手塾と中小塾の最大の違いは、

     

    「集客活動に特化した社員がいるかいないか」

     

    だと思ったりします。

     

    モチロン、設備や広告量など様々な差はあるのですが、実際に経営を進めていく中で、

    集客専任スタッフの有無が思いのほか、経営に与える影響が大きいように思います。

     

    一般的な塾にとって、塾長・校責任者はほとんどの場合、その塾でのトップ講師であり、教務を担当しています。

    通常、夕方以降が塾のメイン時間帯ですので、午前中にいろいろと運営に関する業務を片付けていくのが通常です。

     

    しかし、これがことテスト対策期間や受験直前になると、この早い時間帯が「生徒のため=教務」の方に時間をとられてしまうため、どうしても集客に関する諸活動が後手に回ってしまいます。

    要するに「集客活動の重要性はわかているけど、生徒のためを考えると、そちらの行動を重視できない」状況です。

     

    しかも、この「テスト対策や受験直前」というのが、また曲者でして、塾経営においてこれらが関わる時期は、夏期講習の募集活動や来年度の募集活動の準備をしないといけない期間でもあるわけですよね…。

     

    そんなわけで、中小塾にとっては生徒のためを考える塾であればあるほど、繁忙期に対する集客の準備が遅れ、大手塾との広告力の差がついてくるという弱点を持ってしまうのです。

    本来は、その「生徒のため」の努力がクチコミや紹介に直結させられればいいのですが、残念ながら、そこまでお客様満足をクチコミ紹介に昇華できる塾は稀なのです…。

     

    中小塾にとって、繁忙期前の集客担当人員の確保、もしくはクチコミ紹介マーケティングの磨き上げ、

    このふたつが生き残りのための重要なポイントであることは間違いありません。