職業柄、いろいろな経営者様のお話や、経営者の成功本、事業立ち上げヒストリーなどに触れる機会が多いです。これらのお話に触れていると、ほとんどの場合「参考になる話」や「勉強になる話」「すぐに実践できる話」が多く、非常に自分のレベルアップにつながっています。
そういう意味で、たくさんの優秀な人物と出会い、そしてたくさんの本を読むことは大切です。
特にビジネス書は数千円で成功者のノウハウに触れることができるのでオススメです。
若いビジネスパーソンは、最初は本を読むのは苦痛かもしれませんが、積極的に本を読むといいでしょう。
…しかし、注意しなければならないのが、読む側に「情報リテラシー(情報を精査する力)」がないと、とんでもないことになってしまうことです。
上述した人たちのお話や本はハッキリ言って「一理ある」成功ノウハウの集大成です。評価が暴落した折口氏や堀江氏の著書にだって「なるほど!」「すばらしい!」と感心させられる点が多々あります。
しかし、現実には、5年経過すれば会社が吹っ飛んでしまっていたり、本人が会社をクビになっていたり、業績がまっさかさまに落ちていることもあるわけで…。そのエライ方々のもっともらしく聞こえる内容を、全てを信じていると、同じような痛い結末が待っている可能性があることは知っておかなければならないわけです。
うがった見方をすれば、5年で業績が急降下した会社の社長さんのお話というのは、「5年間しか安定成長できない花火のような事業をつくるためのコツ」という考え方もできるわけで…。
(個人的には10年以上安定した経営を続けている企業の経営者さんのお話なんかは、比較的安定感があって大丈夫なように思いますが。)
特に最近はビジネス書では「タイトル勝負!」ないい加減な書籍が増えているのが問題のように思います。
なんか最近命令形の題名のビジネス書が多いのは不快感あります(笑)
実際、私も2冊共著ですが書籍を出版していますが、今だったら全てのページを書き直したいくらいに思っていますしね…。時流が変わっていますので、今の私だったら絶対に使わないキーワードやノウハウを、読者の方がしっかりと覚えていてくださることもあって、冷や汗もののときがあるんです…(;´Д`)ノ
もちろん、だからといって「本を読まない」という選択は絶対にするべきではありません。「本の内容を全て妄信してしまう」これを止めなければいけないわけです。
今後ビジネス書をいろいろとお読みになるときの参考にしてくださいませ。
Tweet |