自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2009年1月14日7:46 AM
    スクール選びのコツ ~先生次第ということは~
    CATEGORY: 日々雑感

    今回は業界の諸事情や裏側を知る人間として、消費者に役立つスクール選びについてお話したいと思います。 

     

    みなさんはどのような基準でスクールを選ばれるでしょうか?

     

    自分自身で習われる場合、またお子様が習われる場合もあるでしょう。 

    スクールの選び方は、システムや分野によって様々ですが、よくクチコミサイトなどで落ち着く結論としては、「結局のところ先生次第」などがあります。

    実際にスクールビジネスの本質的な機能価値は「レッスン」であるわけですから、そのレッスンを提供する「先生=講師」のティーチング&コーチングスキル、そしてヒューマンスキルによってスクールの魅力は激変します。そういう意味ではこの「先生次第」という発想は非常に正しいのです。

     

     

    しかし、この「先生次第」という点に焦点をしぼって運営側からスクール選びのアドバイスをさせていただくと、下記のような注意点が上げられます。

     

    1.先生の実績に注意 

    スクール業界では「名選手名監督に非ず」ということが実は多いのです。 

    よく先生の実力を高くPRするスクールがありますが、それは「先生の選手としての実力」であって、決してティーチングスキルやコーチングスキルをPRするものではないとお考えください。 

    むしろ、先生自身が実力がありすぎる場合、自身が「過去に厳しく教えられて上達した」という体験談を持っているため、非常に厳しく接することがあったりします。 

    そんなわけで先生の実力を知る場合は、「講師としての実績」やヒューマンスキル=人間性、さらには自分の目的(上達最優先か楽しみながら上達したいのかなど)に合っているかなどを考えた方がよいでしょう。

     

    2.先生の入れ替わりのリスク 

    どれだけ「良い先生」だったとしても、どうしても「途中で辞めてしまう」というリスクがあります。お気に入りの先生を見つけた場合、その先生がちゃんとと長い間、自分を担当できるのか?途中で辞めてしまうリスクはないのか?途中で辞めた場合のリスクヘッジはどうなっているのか?を把握しておく必要があります。 

    施設やシステムが充実しているスクールの場合、先生が辞めた場合のフォロー体制や講師の引継ぎもスムーズですから、大きなトラブルはありません。特に複数の講師が一人の会員の状況を把握していたり、講師+カウンセラーといった体制をとっているスクールの場合は安心です。しかし、零細スクールの場合、全てが個人任せになってしまっているときは、先生自体が変わってしまうと、教え方から何から何まで変わってしまうという最悪のケースもありえます。 

    少なくとも、スクールの雰囲気の悪さ、帰国、結婚OR出産、生活苦などで離職する可能性が高い講師を選ぶ際は注意が必要だとお考えください。

     

     

    以上のように「先生次第」という言葉の中には、いろいろな注意点がありますので、慎重にスクール選びをすることをオススメします。