突然、塾業界について語るシリーズがスタートし、一部のお客様から
「え?なんで突然、学習塾業界にメッセージ出されたんですか?」
という素朴なご質問をいただきました(笑)
そうですよね。
スクール・教育ビジネスチームといっても、我々のスクール業のコンサルタントとしての今までのメインフィールドは、「パソコン」「英会話」だったり、専門学校だったり、資格学校だったり、子ども向けの習い事でした。
私がこれらの業界に向かっていたのは、それぞれの業界に専門のコンサルタントの方がおらず、業界の経営環境が悪化する中で、有効な経営情報を必要とされる企業様が多かったので積極的に情報発信をしていたわけです。
しかし、最近はこれらの一部の業界は比較的経営環境が安定して、緊急度の高いお悩みを抱える企業様が少ないので、私としても情報発信は少なめです。
(結果、パソコンスクール向けセミナーなどは、近年開催しておりません。各業界分野で我々のセミナーに対して期待していただいているとのお声を聞いております、申し訳ございません)
一方で学習塾業界については、過去は良質な塾経営コンサルタントの方が少数しっかりといらっしゃったことや良質な勉強会が存在したこと、
さらには業界としても新しいマーケット開拓などで、比較的経営危機の緊急度が低かったことなどから、あまり我々が積極的に関与する必要はないというスタンスでした。
しかし、ここ数年でその状況が一変し、塾業界の危機が迫る中で、集客もできないようなFC教材の増加や、品質に疑問があるチェーン塾の展開、果ては”元塾講師”の肩書きで安易にコンサルタントを名乗る方々が増加して、業界全体が混沌とした状況になっています。
船井総研の他のコンサルタントによる塾セミナーなどもありましたが、一部のお客様から
「スクールチームでもっと本格的なセミナーや勉強会やってもらえないんですか?」
というご要望もたくさんいただきました。
こうした状況の中で、教育業界のコンサルティングのプロフェッショナルを自認する我々としても、塾業界に対して積極的にメッセージを発信していかなければならないと思ったわけです。
それが業界の健全化や苦しい状況にある経営者様の一助になればと思います。
そんなわけで、今後、船井総研のスクール・教育ビジネスチームとしても、学習塾業界に対して積極的に情報発信をしていこうと思っています。
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