2013年3月29日5:40 PM
CATEGORY: NEWS雑感
昨日のエントリーで触れました自民党の教育再生実行本部の提言である、
「全ての大学入試にTOEFLを活用」
について、当たり前ですが異論が続出して先送りになりました。
現実問題として、現代の日本の高校生の英語力はセンター試験で高得点を取れる学生でさえ、
TOEFLでは全く歯が立たないレベルですし、中学・高校の英語教育自体がTOEFLに対応していない&教えられる先生がいないという状況ですので、平成30年の導入は無理なのは当たり前です。
ただ、だからといってこの流れが一切途絶えてしまうかというと、そんなことはないと思われます。
秋田国際教養大学の事例からもわかるように、英語強化し留学などに重きを置くことにより、偏差値が上がり、良い実績が出ている大学がある以上、今後一部の大学が上記の流れに乗る可能性はかなり高いといえます。
今回の提言の問題は
1.平成30年という時期が早すぎる(主に学校教育側の対応がついていけない)
2.全ての大学に導入する
という2点だと思いますので、「一部の大学、一部の学部」に「選択式」で取り入れるという形であれば十分に導入可能なのです。
もともと日本の役に立たない英語教育の問題やグローバル化の流れに乗れないという問題はあったわけですが、
今回、国として「英語教育のあり方」に深く言及してきたのは大きなきっかけになると思われます。
英語教育についての新たな考え方を、子供教育・英語教育関係者は取り入れる必要があるでしょうね。
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