あるお付き合い先の夜の飲み会で、
就職活動の話になり、ハローワークの相談員の方の話になりました。
そのハローワークの相談員の方のアドバイスとして、
「就職できないからといって、安易に就職先を決めて、とんでもないところに就職先をしてしまうと、短期でやめることになってしまい、履歴書に傷がつくことになってしまう。それは大きなリスクなので、焦りすぎてはいけない」
という言葉があったそうです。
採用の現場にもいる人間としては「納得」の言葉です。
実際に履歴書というのは20代~30代においては、非常に重要な意味を持ちます。
面接では本人の人となりがなかなかわからないわけですが、履歴書にはその人の考え方などが如実に現われるケースも少なくありません。
就職→退職を1年未満で繰り返した人間(特に20代)の履歴書は、ハッキリ言って価値が暴落しているわけです。
その履歴書からは「私は我慢強くなく、どれだけ面接で良いことを言っても、入社半年後にはさっさと辞めます!」と語ってるわけですから。
おそらくハローワークの現場にいる方は、逆の立場からそのリアルな現実を知っているから、上記のアドバイスをされているのでしょうね。
若いうちは転職(や独立起業)は未来がひらけるものだと思っているのですが、実際のところ、人生(履歴書)において、大きな傷をつくっているリスキーな選択であるということも知っておかなければいけません。
安易な選択の繰り返しが、正社員や優良企業の社員への道を閉ざし、年収100万・200万ロードへの道に続いていることが多い世の中なのです。
私は上記のような現実を学校では教えてもらえないため、お付き合い先の親友社員達に研修の場で話したりしています。
少しでも不幸な人生を歩む子を減らしたいですからね。
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