昨年のお正月の討論はなかなかに斬新だった
NHKの1970年生まれ以降の論客限定の番組「ニッポンのジレンマ」。
今年も放映する!ということで楽しみにしていたのですが・・・。
なんというか・・・
内容が驚くほど劣化したような気がします(ノ_・。)
私が観終わった瞬間口に出した感想は「いや~壮絶に時間を無駄にしてしまったわ」でした。
(妻はそれを聞いて笑ってましたが)
一部の出演者が情熱大陸やその他のマスコミで「若者代表」として取り上げられ、
またそうした取り上げられた旬っぽい論客同士がお互いを擁護し合い対立軸の論客の話を否定するというなんとも微妙な雰囲気に終始しました・・・。
「もう世の中は変えられないんだから、新しい市場で俺たちは頑張るよ!」
って声を大にするだけで、一体聞く方は何を感じればいいのか・・・。
格差と僕らの働き方という、いかにもテーマは「世代間格差」と「若者の雇用問題」についてという良いテーマでありながら、その議論は全く正しい方向で行われませんでした。
城繁幸さんという絶好の論客がいながらも、彼しか企業経営の視点で語れないため、全く議論が発展せず・・・、途中で城さん全く話さなくなっているし・・・。
こうした議論は司会者の力量がすごく求められるのですが、もう「NHKの30代社員」って段階で立場としては不利で、論客に飲まれてしまっている感があるのがなんとも・・・。
このブログでもおススメした以上、これは見てしまった皆さんに謝罪をしなければいけません(笑)
このブログで興味を持って夜更かしをしながら最後まで番組を観てしまった方、
本っ当に申し訳ありませんでしたm(_ _)m
新年早々時間を無駄に使わせてしまいました。
昨年はもっと良い内容だったんですよ…。
若者代表として取り上げられる論客が、地に足がついていないような働き方をしている方や小成功をしているだけの企業家きどりの方のみでは、イタイ議論になりやすのだなあと再認識。
それなりの規模の会社を経営している方やそれなりに企業勤めをしている方のような、
派手さはないですが、しっかりとした見識を持った人間をあういう場に出さないと、我々の世代の考え方や発想は浸透していかないと思います。
それにしても「芸能人の格付け」の番組は面白いですよね・・・。
「資本主義の商品価値って何だろう・・。」と思ったりします(笑)
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