自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2013年11月5日11:44 PM
    樫木さんのカーヴィーグランド閉鎖問題の考察<続>
    CATEGORY: NEWS雑感

    もう話題は沈静化した先日触れた樫木さんのカーヴィーグランド閉鎖問題についてですが、

    この問題に触れるたびに「マスコミってこわいな」と思います。

     

    あることないこと色々話が広まってしまっているのもそうですが、

    おそらく今回の話題を盛り上げて、「謎」色を打ち出そうとするためなのでしょうが、

    スクール業界の人間として一番「??」を感じるのは、

     

    数百人の入会待ちのお客様がいた

     

    という点を伝えていること。

     

    もちろん、真相はわかりませんが、ハッキリいって入会希望者が200人いるのであれば、月謝単価1万弱と設定しても、確実に家賃や人件費はペイできるわけで、おそらく経費バランスは悪かったとしても入会者がいれば維持できた可能性が高いわけです。

     

    スタジオのキャパの限界で入会者を入れられなかったとか、入会者を入れれば入れるほど赤字になる仕組みであったならば、根本的にビジネスモデルが間違ってたわけですが…。さすがにそこまでダメではないでしょう。

     

    そうなるとおそらくマスコミが報じている「入会待ちのお客様」は、

     

    樫木さんのレッスン

     

    のみの待ち人数だったと思われます。

     

    月に数回あるかないかのイベントレッスン。そりゃ待ちが入るのは当たり前です。

    ・・・で、その方々は月謝にはつながらないので収益にはならないわけですね。

     

    あのモデルは「樫木さんを客寄せパンダ」にして、集客をした後、お弟子さんたちのレッスンに入会してもらってナンボなわけですから、この流れがつくれなかったと思います。

     

    なので正しくは

     

    「樫木さんのイベントレッスンには数百人のキャンセル待ちがあるものの、

    スタジオ本体は入会者が経費をペイできるほどおらず、赤字に陥った」

     

    なのですが、こんな風に書いてしまうと、全く話題性がないので、ああいいったことを書くのかなと思います。

     

    なかなかにマスコミの世界というものは怖いですね…。