自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2009年11月19日11:33 PM
    業績回復のセオリー
    CATEGORY: 日々雑感

     

     

     

    ある企業様の「店置きチラシ」の演出事例を見せてもらいました。

     

     

     

    なんというか…、

     

     

    「日本全国でここまで店置きチラシにこだわった事例は見たことがない…(^▽^;)」

    そんな素晴らしい取り組みでした。

    演出のひとつひとつに無駄がなく、キャッチコピーや色の演出に関しても言うことがない。

     

     

    やはり、それほどの内容ですので効果も高く、

    この店置きチラシによって11月に入って既に2件の反響があったとのこと。

    (新聞折りこみチラシであれば、5000~6000部必要なところです。)

     

     

    これだけ時代の流れが厳しいと、当然スクールにおいても一時的に業績が低迷するときがあります。

     

    しかし、様々なスクールさまの売上の動向を見ていると、

    業績低迷の原因は外部環境よりも内部環境によるところが大きいのも事実。

     

    スクールの業績は

     

     

    外部環境要因 × 内部環境要因

     

     

    の掛け算で変動すると思いますが、それなりの規模を持つ企業様の場合、外部環境要因(時流の変化)は本来自力で時流適応できることが多い。

    元来、それだけの内部的なポテンシャルを持っているからこそ、業界でそれなりの地位になっているからです。

     

     

    しかし、企業組織というのは怖いもので、

    外部環境よりも内部環境のほうがジリジリと崩れていくものです。

     

     

    端的に言うと

    「調子が良かったときの社内の習慣・風習」や

    「企業が成長している頃の社内の一体感」

    が失われていくのです。

     

    この自社内部にあった「成功の要因」が失われていき、それに気づかない状況で外部環境の変化が訪れることによって、業績の悪化が顕在化するのが最も多いケースのように思います。

     

     

    上述したスクール様が業界の低迷期に超一番校になっていった内部要因は、

     

    「スタッフ全員で集客意識を持つ」

     

    「スタッフ全員が小さな工夫を楽しみながら創り上げていく」

     

    「100人中2,3人しか気づかないような仕掛けにも全力投球!」

     

    「企画の段階では全員がワイワイガヤガヤと楽しみながらアイディアを考える」

     

    そんな社風にありました。

     

     

    それが組織が大きくなり、世代交代が進む中で、

    徐々に「無難に」「おとなしく」「幹部のみがアイディアを考える」

    ようになってしまっており、それが業績にハッキリと出てきたのが10月の苦戦だったのでしょう。

     

    こちらのスクール様は10月に少し業績が苦戦されていたのですが、この事例を見て、「まだまだこのスクールは伸びる!」と確信がもてました。

     

    上の店置きチラシのような取り組みを全社がドンドンつくり上げていけば、

    外部環境の変化なんて、全くモノともしない強さが本来このスクール様にはあるのです。敵は内にいるのです。

     

     

    皆様のスクールでは「最も成長していた」「最も好調だった」ときの社内の習慣や風習、組織の状況、つまりは自社独自の「成功の法則」を思い出せていますか?