2007年8月3日10:36 PM
CATEGORY: 日々雑感
タイトルは中国のことわざ(?)なわけですが、
李下に冠を正さず
(りかにかんむりをたださず)
瓜田に履を納れず
(かでんにくつをいれず)
と並びます。
意味としては、
「スモモが実った木の下で冠を直せば、(その手を頭上に上げる仕草から)スモモ泥棒と思われてしまう、だから疑われるような行動はやめておきなさい」
同様に
「瓜畑で履をはきなおしたりすれば、(その手を足下に下げる仕草から)瓜泥棒と思われてしまう、だから疑われるような行動はやめておきなさい」
要するに
「人から疑われるような行動は、その真意はともかくとして慎まなければならない」
というわけです。
赤城農相のバンソーコー問題なんて、まさにコレ!
真実がどうのよりも、そもそも疑われるような発言をするなっつ~の( ゚Д゚)
これはビジネスの世界でも同様で、
当人の真意はどうであれ、周囲の人間に疑われるような行動は慎まなければなりません。
本人に悪気はなくとも、周囲は「疑わしい」と思ったような行動を取ること自体が問題なわけです。
疑われてから「イヤ!そんなことはない!」と清廉潔白を説明しても、
なかなか疑いを解くのは難しく、当初の思いを消し去るのは難しいわけです。
だからこそ、「そもそも疑われるような行動はするな」ということになるわけです。
サボっているように見られる。
ヤル気がないように見られる
努力していないように見られる。
わがままのように思われる etc…。
ビジネスの場面では当人の考えとは全く別の不本意な評価を周囲からうけるようなことが多々あります。
しかし、そのことについて「周囲は誰もわかってくれない」とボヤクのではなく、
自分自身がそう思われるような(疑わしい)行動をしていたことを反省しなければならないのです。
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