自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2009年4月13日11:08 AM
    小教室にありがちなA字転落
    CATEGORY: 日々雑感

     

     

     

    昨日のエントリーで

     

    「ここで油断してしまうと100名突破できない教室ができてしまう」

     

    という主旨の内容を書きましたが、これは小さなスクール経営で非常に多い現象です。

     

     

     

     

    小教室に多く起こる現象として、V字回復ならぬ「A字転落」という生徒数のパターンがあります(A字転落なんていう言葉はありませんが)。

     

     

    ゼロから始めた小教室のスクールの場合、徐々に地域内の認知度が高くなり、内部会員の固定化が進んで、クチコミや紹介が生まれだすと、「急速に来校者数や会員数が伸び始める」時期があります(←モチロンこんな状況が生まれないケースも多いですが)。

     

    この時期はスクール経営をやっていて一番楽しい時期だといえます。なんせ見えるものは

    「スクールのファンになっている固定客」

    「増えている来校者数」

    「黒字化して利益基調になっているスクール経営」

    なわけですから。

     

     

     

    しかし、同時にこの「伸びている時期」が「ピタッ」と終わって、そこから会員数が急転落してしまい、その後は好調期のような来校者数が全く戻ってこないような状況になってしまうことがよくあります。これがA字転落とでもいうべき状況です。

     

     

     

     

    このA字転落。様々な理由がありますが内的要因としては、

     

    1.「好調になったことによる『油断』」

    スタッフや経営者の中に油断や慢心が生まれ、大抵の場合は凡事徹底ができなくなり、本来のサービス品質が保てなくなっている

     

    2.ファン客=固定客となった常連客による新会員いじめ

    嫌なことですが、固定客となった常連の会員さんが「新会員」をいじめるという現象が起こったりします。直接的ないじめはなかったとしても、我が物顔で先輩面したり、先生をひとり締めしようとしたりですね。当然、新会員は不快になって辞めていきます。

     

    3.人数が多くなったことによる個客対応の不徹底

     

     

    外的要因としては、

     

    1.商圏内の対象客層の刈り尽くし

     

    2.上記の1や2による「悪いクチコミ」の波及

     

    などになります。

     

     

    好調なときはスクール内部の問題点や欠点がなかなか見えなくなっているものです。

    その問題点が後々スクール経営の成長を阻害し、さらには業績を下降させる原因となるわけですから、注意しなければなりません。

     

    「好事魔多し」

     

    スクール経営においても、この言葉はあてはまるわけです。

    皆様も注意してくださいね。