自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2008年8月27日9:26 PM
    小商圏のスクール展開
    CATEGORY: 日々雑感

    大規模なスクールは大都市圏に集中して存在しています。

     

    これは首都圏をはじめとする大都市圏が圧倒的な人口に支えられているからです。

    さらに、資格取得などのスキルアップ系のニーズも大都市の方が高いです。

     

    人口の多さとニーズの高さは、ビジネスにおける最重要事項ですので、

    多くのパイを持っている首都圏のスクールが伸びやすいのは当然です。

     

    したがって、

    残念ながら地方都市などの小商圏で「年商1億!」を超えるような、

    カルチャースクール企業は少数になります。

    (例外としては、フィットネスクラブ、テニススクール、スイミングスクールなどの装置産業的な所でしょうか)

     

    時々、すごいスピードの拠点展開で年商を拡大されるケースもありますが、

    多くの場合、ライフサイクルの移行とともに、売上の縮小→撤退にいたることが多いのです。

     

    そういう意味では、スクール業界においては、

    「流行のスクール」

    「伸びているスクール」

    「設備がしっかりしているスクール」

    「楽しいスクール」

    は大都市圏に集中してしまい、地方にはあまり存在しない。

     

    地方在住の人にとっては、多様なカルチャー講座を受けることもできないという、

    大都市圏と地方との二極化を率先している業界だともいえるのです。

    これはなんとか是正していきたいところです。

     

    それでは、人口10万人規模の都市で、

    スクール企業を成長させることは不可能かというと、決してそんなことはありません。

     

    単一業種で規模を拡大することは難しいかもしれませんが、

    地域密着経営を徹底し、地域の皆様に愛される、

    「地域のカルチャー文化の発信地」

    になるようなスクール展開=分野の多様化ができれば、十分に「成長企業」となることは可能なのです。

     

    小商圏での1億超えスクールの実現。

    これについては、まだまだ全国的には事例は少数ですが、

    確実に小商圏での「総合カルチャー業態」が生まれつつあります。

     

    今後は、地方の活性化のためにも、

    上記のような業態の開発を促進していけたらと思います。