自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2009年2月8日10:32 PM
    学習塾各社が見据える未来
    CATEGORY: 日々雑感

    世界的な経済危機が叫ばれる中でも、学習塾大手各社の業績は意外と堅調のようです。

     

    教育投資は最後の砦となっているのに加えて、

    もともと現在の学習塾の一番企業や大手企業がターゲットとしていた客層は、比較的所得の高い家庭ですから、現状でダメージを受けている層ではないからですね。

    少子化という流れの中で「客数のダウン」は避けられないものの、そこを「客単価のアップ」という施策で乗り切ろうという姿勢が顕著なようです。客単価アップの切り札として「中学入試」という新商品も出てきたようですし…。

     

    それにしても大手学習塾企業の動向を見ていると、恐ろしいほどの格差社会の現実を感じます。

    月々数万円の塾費用投資が出来る家計とそうでない家計との差ですね。

    ベネッセさんの進研ゼミなどの低単価の通信教育があるのが救いでしょうか…。

     

    大手学習塾企業の中には「経済危機はそんなに影響がない」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

    しかし、今回の経済危機の日本経済への影響は、未だ序章に過ぎません。

    株価や円高が落ち着いたからといって、不景気の底が見えたと思っていては大やけど間違いなしです。

     

    不景気が本格化するのはこれからです。

    さらにそれから広がってくるのは年収300万世代が保護者となる時代です。

    そういった時代背景の中で、安易に少数客の富裕層の客単価アップにだけ邁進するのは、実は経営の基本原則に反していることを忘れてはいけません。