2007年12月27日10:09 PM
CATEGORY: 日々雑感
スクール業界においては景気に大きく左右される業態が存在します。
その中で代表的なのは、
「資格系の学校は好景気に弱い」
という特徴。
というのも不景気で就職難となると、
世間が「手に職がなければ仕事につけない」という発想になり、
就職のために資格やスキルを求めるようになるのですが、
好景気になると「別に就職先はいろいろあるじゃん♪」ってわけで、
途端にスキル系や資格系のスクールの需要は低迷するのです。
そんなわけで近年の首都圏の好景気によって、
資格系・スキル系の学校は非常に厳しい経営環境になってきています。
時流の追い風があるときには成り立っていたようなスクールでも、
スクールの本質的な中身が問われるようになっています。
要するに、中身が伴っていない、広告上手なスクール、消費者を置き去りにしているスクールなんかは、
化けの皮がはがれる時期だということです。
こういった業界環境が悪い時期には、スクールの本当の真価が見えてきます。
中身が伴っている良いスクールの場合は、
業界環境がどれだけ悪くなっていたとしても、
業績はなんとか横ばい程度に踏みとどまれることが多いのですよね…。
そういう意味では、このような景気の波は業界の正常化のためには必要なのかなと思います。
ちなみに好景気の時には、趣味系のスクールは調子がいいです。
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