2012年9月18日11:28 PM
CATEGORY: 日々雑感
経営コンサルタントに限らず、経営をする際には、様々な「会社の外」の人間から客観的な意見や話を聞く機会があります。
税理士・会計士さんであったり、マーケティング担当の企画会社さんだったり、
WEB会社の担当者さんだったり、教材会社だったり、FCのスーパーバイザーだったり・・・。
経営コンサルタントの役割として大切なもののひとつは、やはりこの
「外部の人間として客観的な意見をする」
ということになります(一方で一部では社長と一体化して当事者として考えることもありますが)。
ただ、この「外部の人間の意見を聞く」ときに、大きく2つのタイプに人はわかれます。
ひとつのタイプは
「積極的に問題点や課題点を聞きだそうとして、そこから自店の改善方向性を見つけ出そうとするタイプ」です。
こちらのタイプの経営者様や教室長様は、非常に勉強熱心で、経営を円滑に進めていかれることが多いといえます。
ただ、問題となるのはもうひとつのタイプです。
「自分の考え方や方向性を支持してもらい、安心・確信に変えようとするタイプ」です。
この意見の聞き方も間違いではありませんが、
問題となるのは「自身のやり方に問題があった」「外部の人間と意見の相違があった」ときです。
正面から自身と違う価値観や考え方がぶつかったときに、上記のタイプの方は相手を否定し、自身を正当化しようとします。
この姿勢を継続していると、徐々にその人の周りからは「アドバイス」をしてくれる人が減り、適当にあいづちをうつタイプの人ばかりが集まるようになってしまうのです。
外部の協力者たちの意見を、羅針盤や体重計のように上手に使いこなせるかどうかも、
現在の高度化した経営の世界の中では大切なことだと思います。
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