2010年4月1日10:25 PM
CATEGORY: 日々雑感
本日は関西圏のある大手塾企業の幹部様とディスカッションの時間がありました。
子ども英会話部門や個別指導塾部門、集団塾部門など様々な分野についてのマーケティングやマネジメント、戦略面の話をする中で改めて実感したことが、
「スクール企業の最後の差別化・ブランド化のカギは『人財』にある」
ということでした。
マニュアル化によって画一化されたスクール、システムによって整備されたビジネスモデル、いずれも多店舗展開をしていく中では大切なことです。
しかし、多店舗展開するための「無難」の集大成であるシステム化・マニュアル化は、それそのものが「誰にでもできる」という、差別化ができないビジネスモデルであり、競争が激化した業界の中では、非常に厳しい存在になってしまう。
小売や飲食店と違い、人がサービスにおける重要な価値を持つスクールビジネスにおいては、他社が決して真似できない「ブランド化」されるようなスクールづくりは、他社に存在しないような現場の優秀な人財によってのみつくられる。
であれば、企業として意識を向けるべきは、ビジネスを無難に回すためのシステムではなく、優秀な人財を育てるためのシステムであり、社内環境の整備である。
そんなことを感じました。
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