風邪の多い季節です。
どれだけ体調管理に気を配っていても風邪をひいたりウイルス感染したりする可能性はゼロにはならず、もどかしい季節でもあります。
一方でこういった季節だからこそ「体調管理」に関するスタッフのプロ意識が垣間見えるのも面白いところです。
私が過去色々な方々の病気のときの動き方をまとめてみますと、次のようになります。
1.経営者、幹部、一流社員クラス
基本、気力がみなぎっているので病気になりにくい。ただ、休み期間中には体調をよく崩す・・・(・・;)
仮に風邪を引いたとしても家では熱が38度あったとしても、なに食わぬ顔して出社。
周囲が気づかないレベルで仕事をこなし、家に戻ったらまた熱が戻る。ただし、1日寝たら治る。
→一流のプロ野球選手のような方々です。阪神の金本選手や中日時代の中村紀選手なんかがわかりやすい例です。
プロでも時々ありますが「実は骨折していた!」なんてのが後でわかるほどに、みんなの前では気力で身体をもたせることが多いようです。
2.頑張っているけど準一流クラス
体調管理を頑張っているから、やはり病気になりにくい。
風邪をひいた場合、「でも、みんなに迷惑をかけられない!」という前向きな、でも悲壮感のある雰囲気で「風邪なのに会社で頑張っている」感を出してくれます。
こういった人は上司に評価されますが、「そんなに無理しないで家で休んでたら?」と言われやすい…。
上司としては気遣いが半分ある一方で、上司は1であることが多いので、「病気くらいでそんなに辛そうにするなよ」「体調管理ぐらいしっかりしとけよ」と思いつつ、前向きな姿勢は買っていることが多い(笑)
辛そうな雰囲気が出ていることが「準」が取れない証しです。
目指せ金本選手みたいな感じです。
3.理屈だけはしっかりしている二、三線級クラス
「万全な体調でないと周囲に迷惑がかかる」「体調が悪い状況でお客様の前にたつことはできない!」など最もらしい理屈を言いながら、休みをしっかりとって効率的に回復をするべきと考えるクラス。このタイプは2の人たちとは相性が悪い(笑)
ただ、このタイプの人たちは体調が悪くなると「今晩中になんとしても復活せねば!」という自己治癒能力を倍化させるような気合がもてないことが多く、「体調悪いな~、休んだ方がいいな」と休んでしまうことが多い。
本人にとっては理屈が通った行為だと思っているのですが、1の世界で生きている人間にとっては、やはり屁理屈だけが通っている未熟な人間に思われやすい。
ビジネスの世界のトップレベルで生きる1のクラスの人たちは、合理性とは別次元の「気力で身体をもたせる」ことを体感している人たちだからです。
そもそもこのクラスの人たちは、「自分が1日いないくても大丈夫」という発想が心のどこかにあって、それはイコール自分の価値を落としているのですが…。
4.とりあえず社会人失格クラス
病気になったり風邪をひいたら「風邪ひいたから仕方がない」と考え、まるで権利のように休みを強気でとろうとする人…。体調管理も仕事のひとつなわけで、それがわかっていない。
さて、みなさんの会社ではどのレベルの社員様が多いでしょうか?
1のレベルの方が本当の意味での代わりのいないプロフェッショナル社員と呼べるように思います。
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