2007年10月17日8:50 PM
CATEGORY: 日々雑感
よく学習塾や専門学校さんがカルチャースクール事業に参入されるケースがあります。
同じ教育業だから、
自社のノウハウや人材を転用できるから、
など様々な理由があって参入されるわけです。
また、当然のことながら全くの異業種からも新規参入されるケースがあります。
しかし、ほとんどの場合、
全く成功していませんΣ(´ロ`;)
成功しないならまだしも、
本業の方のイメージダウンになってしまっているような、
マイナス事業になっているケースもあるようです。
私の経験上、カルチャースクールビジネスというは非常に地味な努力が求められる業種。
(なにせ私のセミナーの終盤には「凡事徹底」が何度も最重要項目として出てくるくらいですから)
そのため、ある程度勢いや拡大戦略、広告ばらまきで成り立っていたような業界の方が参入されても、
ブームの時はなんとかなっても、ほとんどの場合後々不採算に転落してしまうように思います。
大雑把なビジネスモデルを回すことになれてしまっている企業文化では、
カルチャースクールビジネスのような繊細なモデルは回せないのでしょう。
(特に「人」に関わる面が非常に繊細)
成功率が高い新規参入企業さまとしては、
バリバリのサービス業、美容室やエステなどを本業とされている場合、相性がよいように思います。
スクールビジネスのビジネスモデルは、ある意味楽器みたいなものです。
どんなに良い楽器であっても、演奏する側が下手であればロクな音はでません。
逆に名手の手に渡れば素晴らしい音楽が生まれるのです。
安易に「儲かる、成功するスクールビジネスモデル」を探すならば、
むしろ目の前のスクールビジネスをキッチリと成功させる。これが大切なのです。
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