自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2007年9月19日11:40 PM
    スクール経営における「お客様」の定義の違い
    CATEGORY: 日々雑感

    スクール経営をしていく上で最も陥りやすいのが「常連向けのスクール」になるパターンです。

     

    常連向けのスクール。

     

    別に問題はないように聞こえますが、

    常連客オンリーの居酒屋をイメージしていただくと色々な問題点に気づいていただけるかと思います。

     

    常連客に特化した店作りは、

    新規のお客様を遠ざけ、

    最終的には常連客がいなくなれば売上がゼロになってしまうという悲しい末路が待っているのです。

     

    では、なぜスクール経営は「常連向けのスクール」になりやすいのか?

     

    それは、「お客様の声」を聞きすぎてしまうからです。

     

    スクール経営において講師の方が「お客様はこう考えている」と言った場合の、

    「お客様」の定義はほぼ間違いなく「目の前にいる会員さん」を指します。

    目の前にいる会員さんは直接意見を言ってくれるからですね。

     

    現在いらっしゃる会員さんの声を取り上げていくのはよいことです。

    しかし、ここで問題なのは「目の前にいないお客様(候補)」の声を無視してしまう可能性があることです。

     

    今いらっしゃるお客様は、ある意味「今までのやり方で来てくれたお客様」なのであって、

    売上拡大&新規集客をしたい場合は「今までのやり方で動いていない、目の前にいないお客様」を獲得することが目的になります。

    にもかからわず講師の方が言うところの「お客様の声」を参考にして、

    新規集客のプランを立てることの矛盾がわかっていただけるでしょうか?

     

    新規集客やマーケット開拓を考えるビジネスパーソンの「お客様」の定義は、

    たいていの場合「目の前のお客様」+「一般消費者」を指しています。

     

    このお客様の定義の違いが、

    常に新規のお客様を獲得できるスクールになるかどうかの分かれ目になるのです。