今年のスクール向けの戦略セミナーのタイトルは「業界動向予測」です。
別に占い師でもないのに、なかなかに大風呂敷なタイトルをつけたものだと自分でも感じますが、スクール業界にどっぷりつかっているからこそ、見えてくる未来図というのもあるわけです。
実際にスクールビジネスアカデミーにご出席の方は、昨年の某英会話スクールの業績不振などはかなり前から予測していたこともご存知かと思いますが、あんな感じです。
ちなみに、ふと過去のブログを見ていたら、大昔のNOVAさん(経営破たん前)について以下のような記事がありました(笑)
>>2007年5月記事より
昨日NOVAの決算発表がありました~。
ある程度ヒドイことは予測できていましたが、フタをあけてビックリの、
売上669億から約100億ダウンで558億円!Σ(゚д゚;)(数字には誤差があるかもしれません)
単体で約30億の損失ときたもんです。
…と、まあこの程度ならインパクトは弱いのですが、資料をプリントアウトして貸借対照表を見てみたら、さらにビックリ!Σ(゚д゚;)
流動負債の金額はほとんど変わらないのに、流動資産が100億減っている…。上場会社でここまで悪い財務内容はなかなかお目にかかれるものではありません。
さらにさらに、お客様から頂いている「前受金」の総金額と、流動資産を比べてみると…。
お客様から返金を求められても返せません!!
という事実がハッキリとわかります。
裁判で「申し込み時の金額で全額返金せよ」と言われた以上、前受金分を全て返さなければいけない可能性もあるわけで…。
しかも、こんな財務諸表を見たら、ちょっと企業会計がわかる人間ならば真っ先に返金をお願いするのが当たり前です…。さらにさらに、この貸借対照表は3月末の段階のものでして、お客様への返金が起こっているのは4月からなわけで…。
…というわけで、たぶん社会問題になります。なんらかのウルトラCが起これば別なんですけどね。
スクール業界としては、
多少は火の粉がかかってくることは覚悟しなければなりません。(返金は大丈夫ですか?とか経営は大丈夫ですか?とか)
なにはともあれ、スクール業界に生きる者にとってはひとつの大きな反面教師の最期を見届けるチャンスと考えることもできます。
今の広告や取り組みがどれだけ間違っているのか?
一時の好調企業も時代の流れを読み違えると、末路はこんなものなのか…など感慨深く見守りましょう。
>>>
ちなみに上記のエントリーは当然経営破綻前です。
こんな具合に、ある程度の事象と背景データ、そして異業種などの前例などから、動向予測ができます。
別に水晶をつかっているわけではありません。
そんなわけで今回のセミナーでは、そのスクール業界の各分野の動向を大胆に予測してしまいます!
【スクール・教育ビジネスチームの最新セミナー】
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