自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2011年10月1日1:13 AM
    スクール企業における年商1億・年商3億の意味
    CATEGORY: 日々雑感

     

     

     

    スクール企業・スクール業界における「年商規模」が、どのような分布状況になっているのかをご存知の経営者様は少ないと思います。

     

     

    スクール業界には他の業界の年商規模の「年商5億」「年商10億」などの数字を聞いて、 

    「まだまだウチは中小企業だな…」

     

    と思われる経営者様が多いのですが、実際のところスクール業界における粗利率は他業界と比べると、異常なほどの高さがありますので、他業界の年商規模と少なくて当たり前なのです。 

     

    私のイメージですが、スクール企業様の年商に5~10倍をかけた数字が、他業界における年商規模クラスの企業力と言ってもよいでしょう(学習塾企業を除く)。

     

    実際にスクール企業において、各地の資格スクールの地域一番企業(2~3拠点展開)の年商は5000万~1億円程度です。 

     

    これが月謝制(平均単価5000円前後)のスクールの場合、1教室100名規模の教室が10拠点近くあって、初めて5000万前後を達成できるのです。

     

     

    つまり、各県や地方都市に絶対的なブランドスクールとして君臨しているような企業様の年商が1億弱であることが多いのがスクール業界の実体なのです。 

    そのため「年商10億円」となるとスクール業界においては、確実に全国的な拠点展開が必要となり、よほど収益構造が安定しているビジネスモデルでなければ、維持することはできないのです。(一時的な拡大の末路がどうなるかは、各大手企業の経営破綻の先例でおわかりいただけるかと思います) 

     

     

    スクール企業においては「企業としての安定成長」を維持するために、年商1億円前後になっている企業様が多いといえます。

     

     

    一方で私の顧問コンサルティング先の企業様においては、近年、年商3億円の壁突破をする企業様が増えているのですが、いずれの企業様においても「急速な拠点展開」といった冒険をするわけでもなく、「本業を堅実に守りつつ」、事業展開を多様化させることで年商を段階的に上げていくことに成功しています。

     

    単一のビジネスモデルに依存することは、その柱が折れたときにそのまま企業の存続に関わりますので、複数のビジネスモデルを展開し、お互いが相乗効果を生むようにする体制が会社経営としても安全になります。

     

    昔の経済成長・人口増加が前提においては、「拠点拡大」こそがスクール企業の成長戦略の王道でしたが、これからの低成長・人口減少時代においては、全く別の企業の成長戦略が必要となっていることを感じていただけたらと思います。 

     

     

     

    スクールビジネス3億円企業の作り方セミナー

     

     

    スクール経営コンサルタント@船井総研のブログ-3oku 

     

    2011年10月23日(日)13:00~