自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2009年4月6日12:28 PM
    スクールのマンネリズム
    CATEGORY: 日々雑感

    教室経営・スクールビジネスは基本的な業務フローは単調です。

     

    教務面に関しては、基本的にお客様に合わせてレッスンを繰り返す。

     

    運営面に関しては、基本的に来校したお客様への接客・応対を繰り返す。

     

    この業務の繰り返しになります。

     

    時流変化が激しく、波乱万丈で、気の休まるときがないのは、

    おもに経営や集客面を担当している人、会社全体のマネジメントを担当している人の感覚です。

     

    そこで問題となってくるのが現場業務を担当している人の「マンネリ感」です。

    波乱万丈の集客や経営面を担当している人からは、イメージしにくいですが、現場業務を担当している人は、

    どうしても慣れれば慣れるほど、業務に飽きてきてしまいます。

    飽きるというケースでない場合は、「私はここでこのまま働いていていいのかしら?」と考えるようになります。

     

    「お金のため」と割り切れる人はいいのですが、やはり仕事を通して、生きがいややりがい、自身の成長を志向するような成長意欲の高い人材は、あまり現場に張り付きすぎてしまうと、3年もたつと離職する可能性があるのです。

     

    つまり、現場業務を任せておけばおくほど、優秀な成長意欲の高い人材から離職する可能性が高まってしまうわけです。これが地味にスクール経営で難しい問題なのです。

     

    この問題を解決するために、私のお付き合い先のスクールでは、

    現場業務を担当しているスタッフさんの中で、成長意欲が高いようなタイプの人たちには、積極的に社内の売上アップや集客策への参加をお願いしています。ある意味、単価アップのための内部営業や集客は、常に時流を読み続ける、変化の多い仕事です。そのため、新しい仕事のおかげで、現状の業務にマンネリ感を感じることなく、意欲的に働いてもらえることが多いのです。

     

    …ただ、この手法も、未だ意識が高まっていない状況で現場のスタッフに新しいミッションを任せると、大抵の場合はプレッシャーで潰れてしまいますので、時期を見極めることはとても大切です。

     

    スクールの人材育成というのは、他の業界とはちょっと異なる特徴がありますので、参考にしていただければと思います。