2009年3月15日11:50 PM
CATEGORY: 日々雑感
上司が部下を評して曰く、
「言ったことができない」
OR
「言われたことしかできない」
このふたつには天と地ほどの開きがあります。
「言ったことができない」というのは、
上司から指示を受けたとき、上司から言われたことを「やらない(意思)」「やれない(不可能)」ため、上司からの指令を達成できなかった状況です。
基本、上司の指示不足か、当人のモチベーションOR能力不足が原因です。
一方で
「言われたことしかできない」というのは、
上司からの指示自体は完了するものの、それ以上の「プラスα」がない状況です。
コレに関しては能力が足りないOR必要性を感じていないというケースもあると思います。
ちなみに上司が求める理想像というのは、大抵の場合、
「自分の指示が完璧に遂行され、その上で自分が予想もできなかった+αがついてくる」という状況になるわけです。
そんなわけで、言ったことができないのは論外、言ったことしかやらないのも、ちょっと物足りないというわけなのですね。
最近の若手社員の中には「言われたことをやる」ことが正解であり、プラスαを加えることの重要性をあまり感じていない傾向があるように思います。
しかし、「言われたことをやる」だけならば、他の人でもできるわけです。
「自分しかできない価値」を上司にPRする意味でも、プラスαを加えようとする意思を持ってもらえたらなと思います。
一方で上司の方も、「言ったことをやる」だけでも、「言ったこともできない」に比べれてありがたいことです。そのためそれ自体には一定の感謝の気持ちを持った上で、次のステップへの成長を促すような余裕が持てるといいですね。
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