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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2008年12月5日10:07 PM
    「なぜ中日ドラゴンズの選手はWBCを辞退したのか?」の考察
    CATEGORY: 日々雑感

    だ~いぶ時間があきましたが、そろそろほとぼりが冷めているので持論を展開したいと思います(笑)

    「中日ドラゴンズの選手のWBC不参加」についてです。

     

    まあ、この騒動、落合監督のコメントでだいぶ騒動は鎮静化しましたが、落合監督のコメントはあまりニュースに出なかったので、理由をご存じない方も多いでしょうから転記しつつ、私なりの考察も…。

    ちなみに中日ドラゴンズファンは事情がわかっているので、あんまり怒ってないと思うのですよね。今回の騒動。

     

    まず大前提ですが、中日ドラゴンズでWBC候補に選ばれたのは予備の和田選手を含め5名いました。

     

    岩瀬仁紀 (中継ぎ・抑え) 防御率2.93  36セーブ

    森野将彦(内野手) 打率.321

    浅尾拓也(中継ぎ) 防御率1.78 

    高橋聡文(中継ぎ) 防御率2.33

    和田一浩(外野手) 打率.301

     

    こうしてみると「WBCに選ばれて当然の成績!」「なんで出ないんだ!」って言いたくなる気持ちはわかりますが、下記のような状況であることも事実でして(中日ファンはみんな知っていることですが)。

     

    ○岩瀬仁紀

    →蓄積疲労がある  2006年以降防御率は 1.30 →2.44 →2.93と低下気味。

    評論家の間では「全盛期のキレがない」のは定説。事実、北京五輪では無理な連投で打たれまくってしまった

    WBCに行っても時期的に蓄積披露が回復しないため、結果が出ないと思われる

     

    ○森野将彦

    →故障もち シーズン中も一時ケガで離脱していた 復帰後無理して五輪にいったが活躍できず

    そもそも故障をなおさないといけない

     

    ○浅尾拓也 24歳

    →実質今年が1年目の活躍(一昨年は19試合の出場)。シーズン通して安定した活躍をしていたわけでも、複数年連続で活躍したわけでもない。というか2008年も春先は肩を痛めていた故障もち…。来年以降は活躍できるか未だ未知数。3月のWBCに向けての調整なんて、できるわけない(いまだ若いので調整法は試行錯誤中のはず)。

    もしかしたら調整できるかもしれないけど、そもそも自分のプロ野球人生自体も未だ安定していない。

    まずはシーズンで活躍できるようにしたいはず。

     

    ○高橋聡文 25歳

    →今年は成績がよかったが、中日ファンとしては「来年以降はどうだろう…」という不安もある投手。

    私個人としては過去30回くらい「またアキフミが四球かよ!!」とラジオに向けて怒った記憶がある。

    なぜならば、過去の成績は2005年以降 4.67 →10.29 →4.23 という状況…。

    「今年たまたまよかったのか?それとも本格的に実力をつけたのか?」がわからない感じ。

    こちらも浅尾君と同じく「まず自分の生活」だし、3月の調整はできるかどうか全くわからないはず。

     

    ○和田一浩

    →プロ12年目で数々のタイトルを取ったベテラン。こちらも腰痛もち。さらに北京五輪でも候補にあげられ選抜されず。「WBCでも他の選手が断ったから」選ばれたという補欠選定扱い…。プライド的に納得できるはずがない。

     

    また、浅尾君と高橋君の二人に関しては、チーム内である意味「神」扱いで、自分たちが尊敬してやまない、

    川上&岩瀬組が北京にいってコテンパンにやられてバッシングをうけたのを見ています。

    たった1年活躍しただけの自分たち(しかも3月の調整なんてしたことがない)が活躍できると思う方が無理があると思います。

    さらに北京五輪では中日勢はたくさん行ったものの、ムチャ使いされて、バッシングされて、と日本代表についての痛いトラウマができおり、そういったことがチーム内に情報として広まっているのも事実でしょう。

     

    …そんなこんなで、WBCの候補に上記の4人が選ばれたとき、中日ファンとしては、

    「いや、それは出て行っても役に立てないでしょ?」と思ったのが事実です。

    確かに2008年は12球団の中でも安定感のある中継ぎがいなかったのはわかりますが…。

     

    浅尾君とアキフミ君がアメリカまでいって2者連続のフォアボールを出して「フォアボールをアメリカチームに献上しにわざわざWBCに行った」というのがリアルなイメージだったわけです。

     

    だから、各人の辞退はむしろ「日本チームのために」正しい判断だったと思う今日この頃です(笑)

    そもそも今の中日はベテランばかりになってしまって、結果を出している選手はほとんどケガもちで30代中盤。

    WBCに出て行って活躍できるほどの安定感のある若手っていないのですよね。残念ですが…。

     

    ちなみに「球団ぐるみ」で出場の待ったをかけたというのは完璧に言いがかりですね。

    中日には先発の柱の中にチェン投手という台湾出身の若手ピッチャーがいるのですが、彼は本人が「行きたい」といっているようなのでWBCに行かせる予定ですからね。

     

    そもそも、前回のWBCだってたくさんの辞退者がいたことは想像できます。

    それを王さんは相手の事情を考慮して公表しなかっただけで。

    そこを今回は原監督がおおきく取り上げたものだからこの騒動…。しかも怪我人やルーキーを選ぶって何?

    王さんと原さんの器の違いっていったい…とか思うわけです( ̄_ ̄ i)