ほんじつはお付き合い先の学習塾さまのご支援でした。
こちらの企業様の火急の課題は「幹部の育成」。
複数拠点が存在し、各拠点ごとに校責任者がいますが、どうしても単店ベースの校責任者管理では効率的な運用に限界がある(足並みやノウハウがなかなか共有されない)。
さらに言えば、塾業界のように今後の大きな環境変化が起き、厳しい業界においては、「今の校舎を上手く回せる」だけの戦術型人材だけでは限界がある。
拠点数の増加に伴って「未来のこと複数拠点のことを考え、かつ動ける」経営幹部が必要不可欠になっています。
そこで私は管理職が集う会議の場で
「今年度、この塾部門に未来の経営幹部をつくりたいと思っています。
『自分がやってやる!』と思う人は会議が終わった後、言いに来て下さい。」
とイキナリ言いました。
結果、2名の有志が立候補してくれたわけですが、この2名は社長も私も期待していた人材。ある意味相思相愛になったわけです。
これは日ごろから社長が二人に対して「ウチの塾はキミ達が背負っていくんだよ」とメッセージを送っていたことの効果が大きかったのでしょう。二人にとっては常に心の準備ができていたということです。組織というのは役職のような形式的なものだけではなく「暗黙の了解」「期待を伝える」という過程もとても大切なのです。
「自分は未来のエースだ!」と思い続けているだけで、仕事への取り組み姿勢もちがってきますしね。
もちろん、このお二人は能力からするとまだまだですし、未知数な点が多い。
しかし、「生まれながらの幹部」なんて存在しないわけですから今は実力は不問です。
今とにかく大切なのは、
「自分が会社を支えていこう!と思う強い意志」
「成長したい!勉強したい!という願望」
「常に前向きに仕事に取り組もうとするプラス思考」
だけですから。
あとは経営側が当人達にふさわしい成長する環境を用意して上げられるかどうかですね。(環境といっても他の人以上に仕事をたくさん渡し(笑)、たくさん管理職に必要な考え方を伝え、さらにそれと同じくらい注意を一杯するのですが(笑))
一杯、負荷をかけて、最終的にバネが反動で伸びるように、成長してもらえたらと思います。
二人の成長が今後はとても楽しみです!
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