昨年末、ある情報ポータルサイトに記事を寄稿できるようにして、その後ブログ更新頻度を高めつつ、そのポータルサイトが今後どうなっていくのかな~と体感していました。
情報の過剰化によって、2ちゃんねるのまとめサイトのように、一定の情報をまとめるようなサイトが今後重要になるように思うので、勉強したかったというのが大きな理由です。
また、ポータルサイトビジネスは、スクール業界においてはリアルに広告屋さんが提案してくる商材なので避けられない道でもあるのです。
まあ、結論としてはその定点観測していたWEBサイトは、このままいけば十中八九
「価値のない衆愚的なサイト」に落ち着いてしまうのだろうと結論がでました。
以下がその理由。
1.寄稿するブロガーなどの選定基準が曖昧すぎる
(素人同然の人間のそれっぽい情報を普通に掲載してしまっている)
2.アクセス数稼ぎが目的の人間がクオリティよりも頻度を重視して記事を投稿する
(必然的にクオリティも低下)
3.アクセス数にランクをつけるため、どうしてもポピュリズムに走る方向に傾き、芸能ネタなどの話題が多くなりやすい
などなど。
要するに、当初の「役に立つサイト」の目的から徐々に離れて、
記事を書く寄稿者のクオリティ、投稿記事のクオリティ、テーマ設定や内容が乗数的に低下していることが見てわかるわけです。
多くのスクール業界のポータルサイトが陥ったパターンと近いですね。
結局、ただ記事をたくさん並べるだけ、スクール数を並べるだけでは、消費者にとっては本当に役立つ情報が何かはわからない。消費者はポータルサイトに良質な情報をスクリーニングしてくれることを期待しているのに、それとは逆の方向、つまり情報過多の方向に進んでしまっているわけです。
これはメルマガにおいても同様でしょうね。
「メルマガは頻度が大切!」というのはウソで、毎日メルマガ送ればクオリティは下がりますし、うざくなった人が登録解除します。
残るのはよほどの信者のみ。
今回のポータルサイトの件、ビジネスの本質を見誤るとやはり失敗するなと感じた出来事でした。
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