2014年2月19日6:02 PM
CATEGORY: コンサルティングの現場
本日はある大手企業様のコンサルティング。
こちらの企業様では本部からのいくつかの施策が、現場の業績に直結しにくい状況が生まれていたため、現場の様々な取り組み実施状況をチェックするために、今年から社内SV制度を導入し始めました。
SV制度は自社のOBの方々を招いて、ある程度現場感がある方々が実施していただいているため、一般の人々のミステリショッパーとは異なり、具体的な業務内容のチェックが可能です。
本日、その第一回の報告会で業績不振に陥っているいくつかの拠点の実情が判明しましたが、一言で言うと「やはり・・・」という状況でした。
要するに本来その企業がやるべき事、基本そのものがほとんどできていない。
あるSVの方からは「新しい取り組みをチャレンジする以前に、基本的なことをやらないと・・・」という厳しい声もありました。
拠点展開をし、企業規模が拡大していく中で、こうした現象はよくおこることです。
会社の戦略、戦術の指示は非常に正しい。
しかし、なぜか業績は上向かない。
これは、多くの場合、上述したように現場の業務レベル・意識レベルが低下してしまっており、会社の指示を実行することができていない状況が生まれてしまっているからです。
まさに笛吹けど踊らず、です。
この状態を打破するために、基本的な「できていないこと」をまずはしっかりやりきらせる。
そこにはチェックをしながら定期的に見守ってあげる体制が必要不可欠なのです。
一定規模以上の組織になってきた場合、こうした社内SV機能は必要不可欠になります。
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