本日は九州南部にて学習塾企業様の管理職研修。
「学習塾経営における、またビジネスにおける『数字』の意味」について、
お話させていただきました。
スクール、教育業界というのは面白いもので、
目の前のお客様の満足度が高く、支持が高く、喜んでもらえていれば、
「良い学習塾」「良い先生」「良い授業(レッスン)」
という自己満足にひたれてしまう業種になります。
実際に多くの学習塾やスクール企業の現場で、
「生徒から人気がある」「一生懸命やっている」「頑張っている」「保護者からは人気」
など、非常に曖昧で主観になってしまう評価が行われているのを見てきました。
しかし、本当に「良い授業」「良い先生」「人気の先生」であれば、
単なる感情論的な評価だけではなく、「生徒数」「成績アップ実績」「合格実績」などの経営数値というわかりやすい指標が高くなっています。
なぜなら、クチコミが広がっていくから。
これらの経営数値は、ある意味学習塾やスクール運営側の本当の意味の「通知表」だといえるのです。
つまり、数字というのは「目標」でも「ノルマ」でもなく、
純粋に自分自身の今の力量や今までの努力が適切かどうかを表してくれる「通知表」のようなものです。
だから、本当に仕事を楽しめる人は「自分の成長」を目的とし、その証明や状況確認のために「数字」を使いこなしています。また自分自身の成長のために、自身で数字目標を設定して意識を高めています。
「ノルマ的に数字を追う」
このレベルの社内体制では、恐怖政治でしか人は動きません。
また、現場も徐々に疲れてきてしまい、最後は離職者が続出するようになります。
スタッフ全員が、数字の意味を正しく理解し、数字を正しく使いこなす。
さらにはスタッフ全員が自分の成長という仕事の大局的な目的を身につけることが、教育業の最終目的のひとつだといえます。
Tweet |