自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2007年7月21日11:02 PM
    生産性はないが必要な空間
    CATEGORY: 日々雑感

    以前、「坪効率」をテーマにしたことがあります。

    スクール経営において「コミュニティスペースなどが実は重要」という内容でした。

     

    今回はコミュニティスペースに加えて、もうひとつ重要なスペースについてご説明したいと思います。

    それは意外かもしれませんが、

     

    「バックヤード(スタッフルーム)」

     

    なのです。

     

    スクール経営においてバックヤードは、

    スタッフの控え室やロッカーであったり、講師の方の控え室であったりします。

     

    ちなみに誤解ないように先に言っておきますと、

    上記のようなスペースは「最低限必要だが、過剰に充実しているとかえってマイナス」になります。

     

    (あまりに控え室などが充実していると、スタッフ・講師がそこに入り浸るようになり、表スペースに出てこなくなり、顧客とのコミュニケーションの機会が減ることが多い。また、変な講師間の陰口などの温床になる。また控え室が充実していると変な特権意識を持たれてしまうなんてことも…)

     

    充実し過ぎているとマイナスだが、ないともっと悪い。

     

    …微妙な存在ですが、バックヤードはやっぱり必要なんです。

     

    スクール経営において規模が大きくなると、当然スタッフ数・講師数が多くなります。

     

    そんな多数のスタッフや講師陣のモチベーションを高めたり、

    会社側からの指示や方針、さらには数字の状況などを伝えるとき、

    一定人数を超えた場合には、口頭や伝言などでは意識の浸透を徹底できなくなります。

     

    ですから、ささやかでもいいのでバックヤードを用意しておき、

    出社退社時は確実にそこを通ってもらうようにする。

     

    その空間に「会社側が伝えたいこと」が伝わるような掲示物を用意しておくのです。

    そうすることによって、口頭ではなかなか伝わらない「指示」や「数字意識」「会社の方針」などを、

    関係や全員に対して常時目に付くようにし、意識の向上に役に立つというわけです。

     

    不思議に思われるかもしれませんが、

    このような「バックヤード」の掲示物によってスタッフの意識は大きく変わるのです。

     

    数字意識や品質意識、会社としての方向性など…。

     

    そのためスクールのレイアウトにおいて、

     

    バックヤードがない、

    顧客の目線から隠せるような空間がない、

    バックヤードの演出(掲示物)が適切にない、

     

    このような状況が生まれていると、徐々にスタッフの意識統一が図れなくなり、

    業績が低迷することが多いのです。

     

    結構、盲点かもしれませんが、

    ぜひ皆様のスクールにおいてもチェックしてみてくださいませ。