経営をしていく上で、全てが順風満帆で右肩上がりといったことはありません。
業績が横ばいになったり、低迷したり、悪化したりと、どの企業でも様々な困難があります。
業績が伸び悩んだときは、今までの自社の取り組みが全面否定されたような感覚になり、自信がなくなることが多いのですが、そういったときに、色々と特効薬のような施策を導入しても、大抵の場合は失敗します。
では業績が伸び悩んだときに考えるべきことは何かというと、
「今まで自社の成功を支えてきた強みは何だったのか?自社の成長の原動力は何だったのか?」
を今一度振り返ってみることだと思います。
それなりの規模まで成長をしてきた会社には、必ず何らかの「非凡」な、他社に真似できないような成長の要因があります。しかし、その成長要因が企業が拡大している中で失われてしまっているため、業績が伸び悩むことが実は非常に多いのです。
例えば、若さと勢いと自由さと大胆さが強みだった企業が、変に型にはまって行儀よくなっては,
長所がなくなっているわけです。
チームワークが成長の秘訣だった企業が、変に業績を意識してセクショナリズムが生まれてしまっては、長所がなくなっているわけです。
企業の成長のキーパーソンだった人物が現場から離れたり、思うような活躍ができない環境になってしまえば、やはり会社の成長は鈍化します。
自社の成長の原動力となっていた要素が失われていれば、成長が止まるのはある意味当たり前なのですが、いざ企業規模が大きくなり、環境が変化していると、この事実になかなか気づけないものなのです。短所是正を繰り返すあまり、長所を失ってしまうのがよくあるケース…。
みなさんの会社の成長の原動力となっている強みは何だったのでしょうか?
ぜひ、今一度振り返ってみてください。かつてのように実践できていますか?
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