昨日のセミナー。
とある業界分野の社長さまにゲスト講演をしていただいたのですが、
これがすばらしかったです( ´∀`)
創業36年、いかにして今の自社に至ったのか?
業界全体が衰退期に入ったときに何を考えたのか?
業界全体が落ち込んでいる中でどうして自社だけが伸びることができたのか?
新しい客層の発見、商品の新しい価値観はどのようにして見つかったのか?
などなど、厳しい時代を乗り越えてきた経営者様ならではの、
非常に参考になるお話が多かったです。
修羅場をくぐりぬけてこられた創業経営者様のエピソードは、それ自体がすごい重みがあります。
経営に携わる者を一瞬で感動させるというか。
2代目経営者様であったり、業界が好調なときに成長した経営者様の場合には、
残念ながら「今の業績があるのはあなたの力じゃないでしょ(時流、もしくは先代の力でしょ)」
なお話があったりしますけどね…。
しかも大抵の場合、本人はエライ自信家だったりして(笑)
ハッキリ言ってスクール業界、短期的な「小成功」をするのは難しくありません。
時流が好調(成長期)のときの5年程度を順調に経営するのは、一定の力があれば可能です。
しかし、時代の流れが全く逆風になって(成熟期に入って)きたときに、
その企業&経営者様の真価が問われます。
残念ながら近年倒産した多くの大手企業は、この逆風の中瞬く間に会社が吹っ飛んでしまった…。
つまりは、単に勢いに乗って成長していただけで、中身の実力が伴っていなかったということです。
だからこそ、創業36年というのはすごいことです。
これだけの年数の過程には、当然のことながら時流の流れが全く逆に向かってくることもあったわけで。
それを乗り越えてきたというのは本当にすごいのです。
時代の流れが自社にとって厳しいことになっている…。
そんな不安を感じたときには、是非他業界で乗り越えた経営者様のお話を聞くことをオススメします。
ちなみにスクールこんさるとしての私の最大のミッションは、
この業界の時流の変化に耐えられるスクール企業をつくること
=長期安定成長を実現すること
だと思っています。
業界が好調のときにちょこちょこっと広告をいじったりして売上を上げることは、
それなりの経営ノウハウがあれば誰でもできること。
(なによりも、たいていの場合、時流がよく、業績が好調のときは、経営者様は天狗になっているので、
私のような人間を必要としない(´・ω・`))
しかし、時代の流れが悪くなった時に、生き残れる強い企業をつくれるかどうか?
時代の荒波を乗り越える力をつける!
短期的な小成功ではなく、長い年月業界内に根を張れる強い企業をつくる!
この長期的なビジョンを持ってのお手伝いは
様々なスクール業界の時流変化を経験した人間でしかできないと思いますから。
景気の良い業界にドーンと入っていって、業績がドーンと上がって目立つこんさるになる。
そんな生き方もあるかもしれませんが、
私にとっては花火のような企業経営ではなく、
「ゴーイングコンサーン」こそがスクール企業のあるべき姿だと思うから仕方ないですよね。
(だから、私は総じて成長中のイケイケ企業様とは相性が悪い…)
私の発想からじじ臭いにおいを感じたり、
えらい守りを重視した発言をしたりするのは上記のような理由でございます(笑)
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