講師の独立とか
学習塾のスクール進出とか
求人を目当てにしたスクール業参入とか
人気業種への安易な異業種参入とか
スクールビジネスというものは、ビジネスモデル構造が単純(に見える)で、
しかも、その核が「講師」と思われているので、
講師を調達できれただけで安易に開業!なんてスクール参入が非常に多いです。
こういった個人教室スクールや、
安易なスクール参入→失敗例が業界を疲弊させ、スクール業界の印象を悪くしているといえます。
ケース1:講師の独立スクールの場合
人気講師で自分がお客様をたくさん抱えていたとします。
確かにそのお客様を持ち逃げして(元のスクールから訴えられることもありますが)、
一時的に個人経営の教室が繁盛するのは事実でしょう。
でも、そんなおままごとみたいな個人教室。1年も経過すれば限界が来るわけで…。
そんな「元」人気講師の「なんちゃって個人教室」をたくさん見てきましたが、
みなさん「自分だけは違う!」ってのが口癖なんですけど(笑)、生き残り率は5%に満たないでしょう。
そりゃ経営をやったことない人間が浅はかに経営の世界に出てきても失敗しますよね。
ちなみにたいていの場合、上記のような元講師の個人教室は、
衰退が始まってくると非常に生き汚くあがくケースが多いのが困ったものなのですが。
(既存のスクールのルートを使ってお客様を集めようとか)
ケース2:以降、疲れたので割愛(笑)
いずれにせよ、スクールビジネスってのはかなり高度なビジネスです。
そういったビジネスモデルの妙味を知らずに参入しても失敗するに決まっています。
10年以上続いているスクールがどんだけ少ないか皆さんご存知ですか?
まず、開業時に集客ができないことが失敗ケースとしてはおおいですし、
仮に最初集客ができたとしても、ライフサイクルの移行と市場刈り尽くしし構造への対策が必須。
さらに集客を継続するための、内部のクオリティ維持も必要不可欠。
そんなこんなで安定したスクール経営を長期で続けるなんてのは、すっごく難しいのです。
ってなわけで
「見た感じ簡単そう」
「講師がいるのでやってみたい」
そんな理由で参入するのは絶対にオススメできません。
もしスクールをオープンするならオープン当初から、
未来のことまで想定した戦略構築&ビジネスモデル構築をしなければなりません。
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