2009年5月30日11:20 AM
CATEGORY: 日々雑感
戦国時代の真っ只中にある学習塾業界。
少子化と競争激化の先にみえる未来はいったい何なのでしょうか?
それはさておき、不景気の影響で学習塾業界の生徒募集にも変化が起きています。
一言で言うと「後倒し」がおきています。
従来の学習塾業界は全体的に「予防」的な発想を主体として、塾側の思惑で、先へ先への塾生募集が主流でした。小6生向けに「中学入学前に対策を!」みたいな講座提案をするなどがわかりやすい例ですね。
しかし、本来は塾業界に限らず消費者が最も動くのは、
「危機感を持ったとき」
なわけです。おっきな地震があったらそこから1ヶ月は地震対策グッズが売れるみたいな。
そんなわけで「今のうちに中学対策を!」とか「テスト対策を!」で予防的な発想で消費者に対してアピールしても、「まだいいかな(`∀´)」という具合に絶妙にスルーされる傾向が増えているわけです。2ヶ月塾通いを後倒しできれば、それだけ節約できるわけですから。
元来、塾へのニーズが高まるのは、テストが終わったりして「危機」に面したときなんですが、いまどきの消費者の動きは不景気の影響で、この元の形に戻りつつあるといえます。「予防」から「対症」ですね。
今までの学習塾業界の集客のセオリーと異なるタイミングでの集客発想が必要ですので、テスト後の集客活動に力をいれることを強化していただけたらと思います。
ご参考ください。
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