意外かもしれませんが、スクール経営に限らず企業経営において、
右肩上がり一直線に業績が上がっていくケースというのは実は少ない。
(バブリーな業界は例外もある)
健全な企業の成長というのは、
「急成長」→「調整」→「急成長」→「調整」
といった具合に、「調整期」と呼ばれる売上が横ばいになる状況をはさみます。
どうしても急成長をすると組織内に「ひずみ」が生まれます。
その「ひずみ」が原因となって成長を阻害する、プラスに考えればその「ひずみ」を解決するために、
調整期が訪れるのです。
(逆に調整期がないと、企業のひずみが何か別なところで噴出したりすることがある)
ですから企業の売上アップというのは、
トントン拍子に進んでいったと思ったら、数年横ばいになったりして、
売上の成長グラフにすると、全体としては右肩上がりのジグザグになることが多いのです。
ところが、この調整期。
厄介なのは問題解決ができなければ、ひたすら脱することができずに、
延々売上横ばいの状況が生まれたりするのです。
早い企業では1年くらいで調整期を脱して、次の成長ステップに乗っていくのですが、
調整期の課題を解決できなければ、ひたすら10年以上も売上が頭打ちになってしまうことも普通にあります。
ひたすら調整期においてもがき続けるタイプの企業としては、
「目の前の改善努力を続ける」ことが多いようです。
今までのやり方だと売上が頭打ちになっているからこそ調整期に入っているのに、
ひたすら過去のやり方をベースとして改善を繰り返す…。矛盾です。
ただ、この調整期というのは、自身では気づきにくく、また解決しにくい。
したがって、外部の新しい発想や組織論を導入することが解決する近道になるので、
それに気づかないと結構苦戦するのも仕方ないのですよね…。
皆様もお気をつけてくださいませ。
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